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【漫画】ギャルな友達と買った「おそろい」、着けているのは自分だけ? 理由に「泣いちゃうよ」【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年7月28日 20時50分

【漫画】ギャルな友達と買った「おそろい」、着けているのは自分だけ? 理由に「泣いちゃうよ」【作者インタビュー】

■「おそろい」で買ったマスコットを相手は着けてくれない?

 真面目でいろいろなことを気にしがちな性格の「猪島岬」と明るい性格でギャルの「首藤静」は、同じ高校に通っています。見た目も性格も正反対ですが、好きなキャラクターのことで意気投合し、夏休みに映画を観にいくことになりました。上映後、おそろいのマスコットを買ったり将来の話をしたりと、ふたりはさらに仲を深めていきます。

 夏休みが明け、岬はおそろいのマスコットをカバンに着けて気分よく登校します。しかし、静はおそろいのマスコットをどこにも身に着けていようで……?

 橋本ライドンさん(@hashimotorideon)による創作マンガ『違うタイプのふたりが「お揃い」を買う話』がX(旧:Twitter)上で公開されました。読者からは「学生時代のキラキラやモヤモヤした気持ちを思い出して懐かしくなりました」「好きなことを共有できるのってステキな関係ですよね」「こんなに大事にしてくれたら泣いちゃうよ」などの声があがっています。

 橋本ライドンさんは漫画家として活動しています。また、書籍化が決定した今作は『あなたが私を変えたから』(KADOKAWA)というタイトルで2024年8月21日に発売予定です。見た目も性格も正反対のふたり、真面目で目立たない女子高生の岬と、明るくてクラスの人気者であるギャルの静が友情を育んでいく物語です。

 作者の橋本ライドンさんにお話を聞きました。

ーー今回、X(旧:Twitter)に投稿した『違うタイプのふたり が「お揃い」を買う話』を描いた理由や、生まれたきっかけなどを教えて下さい。

 こちらのお話はもともと『大事にしかたは人それぞれ』というタイトルで、過去にX(旧:Twitter)に投稿した1本の2コママンガでした。元の2コマは「すれ違いが解決する話」を描こうと思い、すれ違いが起こりうる「違う感覚を持つふたり」をいろいろ考えた結果に完成しました。思いのほか反響があり驚いたのを覚えています。今回投稿した『違うタイプのふたりが「お揃い」を買う話』は、その2コマのふたりについてさらに想像を膨らませて描き上げたマンガです。

 たまたま書籍制作のお声がけをくださっていたKADOKAWAの編集さんから、このふたりの長い話を描かないかとご提案をいただいたのをきっかけに「どんな性格で、どんな学校生活を送っているのか? どんな出会いだったのか? どのようにしてこの2コマに至ったのか? この先ふたりの関係はどうなっていくのか?」と考えていきました。

 私自身も気に入っているふたりだったので、いま以上に好きになれるようにしたくて、ネームにはだいぶ時間がかかりました。でも、とても良い形にすることができたと思っております!

正反対な性格のふたりが友情を育む『あなたが私を変えたから』著:橋本ライドン(KADOKAWA)

ーーふたりの関係性がとても素敵でした。今作を描くうえで工夫した点、お気に入りのシーンやセリフを教えて下さい。

 元の2コマではふたりの「違い」を髪色、髪型だけに頼っていましたが、今回の話では服装やクラスでの立ち位置、同じシチュエーションでの行動の差など、さまざまなところで違いが明確になるよう意識しました。

 お気に入りのシーンは、静がおそろいのマスコットについて「落としたから嫌だから飾っている」と岬に打ち明ける場面です。Xでの公開時にも何人もの方が触れてくれましたが、「乱雑に靴を脱ぐようなタイプの子が、リボンまでかけて自分とのおそろいのアイテムを大切にしてくれている」ということに、言葉以上の意味があると思っています。

 もうひとつ、岬から「将来どんな仕事がしたいか」尋ねられた静が一瞬顔を曇らせ、それから笑うシーンも気に入っています。「明るくて自分を引っ張ってくれる首藤さん」に対して、岬が初めて違和感を覚える場面です。

ーー静と岬のキャラメイクに対して読者の方から多くの反響がありました。それぞれのキャラクター制作でこだわった点はありますか?

 元の2コマから、岬はネガティブ寄りの思考だということは決まっていました。対して静の印象は少し曖昧でしたので、岬がネガティブであるなら静はポジティブに。見た目や言動に違いが出るよう気をつけて、ただし「必ずしも見た目通りではないふたり」にしています。

 ふたりを並べると一見「静が岬を引っ張っていく」関係に見えるかなと思うのですが、静にとっての岬も自分を引っ張ってくれる存在だったら良いなと思いました。違うタイプだからこそ互いを補って大切にし合える、そんなふたりをテーマにしています。

(マグミクス編集部)

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