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【漫画】80歳で一人暮らしの父、息子はお手伝いアンドロイドを住まわせる 明かされた事実に「感動して鳥肌」【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年8月4日 20時50分

【漫画】80歳で一人暮らしの父、息子はお手伝いアンドロイドを住まわせる 明かされた事実に「感動して鳥肌」【作者インタビュー】

■家政婦型のアンドロイドを受け入れられない老人

 80歳の「ゲンゾウ」は妻に先立たたれて以来、荒れた家でひとり暮らしていました。心配した息子からは、同居や運転免許の返納などを勧められますが、聞く耳を持ちません。そんな父に対して、息子が出したひとり暮らしを続ける条件とは、若き母にそっくりな世話係のアンドロイド「KL-17」を住まわせるというものでした。KL-17の献身的な仕事により、荒れた生活環境が落ち着いてきた頃、ゲンゾウが車を運転しようとカギを探していると……?

 宮尾岳さん(@GAKUJIRA)による創作マンガ『貸人屋』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は2.1万を超えており、読者からは「ストーリーが素敵すぎて鳥肌が立ちました」「これが未来の自動運転か」「高齢者社会をテーマにした作品で数あるアンドロイド作品でも特に素晴らしいと思います」などの声があがっています。

 宮尾岳さんは「アオバ自転車店」シリーズを25年連載している漫画家です。今作を含めた6遍のストーリーが収録された短編集『貸人屋』(少年画報社)が発売中です。今回はそのなかの第1話をご紹介します。

 作者の宮尾岳さんにお話を聞きました。

ーー今回、Xに投稿した『貸人屋』は高齢者の男性とアンドロイドの交流を描いたストーリーです。物語の設定を選んだ理由や、作品に込めた思いなどを教えて下さい。

 今後、アンドロイドが技術的に高度になっていったあとに求められるのは「一般家庭に買えるのか? 受け入られるのか」だと思いました。価格はともかくメンタル的にはどうなんだろうと。その辺りをドラマにしたかったんです。

アンドロイドと人間が織りなすオムニバスヒューマンストーリー『貸人屋』 (C)宮尾岳/少年画報社

ーー今作を描くうえで工夫した点、お気に入りのシーンやセリフを教えて下さい。

 単行本は6遍のストーリーですが、すべての「貸人」の感情表現が違います。Xに上げた一遍はなかでも一番無表情に近いです。これは亡き妻の若い頃を外見上模したとはいえ、表情まで同じではつらすぎます。あくまで息子が無理に押し付けた……として扱いました。

ーーアンドロイドKL-17とゲンゾウのキャラメイクに読者の方から多くの反響がありました。キャラクター制作でこだわった点はありますか?

 KL-17は、笑いません。キツい表情もしません。淡々と仕事をこなすだけです。ただし、ラストあたりの「私は高性能ですから」は、ほんの少しほほ笑んだ(風に)感じてもらえれば。

 彼女は亡き妻の代わりではない。新たな生活への同居人です。ゲンゾウもなれなれしくないから一緒にいられるんだと思います。

(マグミクス編集部)

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