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「泣きすぎた」「親死亡は鬱すぎ」 『鬼滅』の次に盛り上がった2024春アニメの覇権候補たち

マグミクス / 2024年7月26日 19時55分

「泣きすぎた」「親死亡は鬱すぎ」 『鬼滅』の次に盛り上がった2024春アニメの覇権候補たち

■「泣けた」春アニメ

 2024年春アニメで話題だった作品といえば、6月30日に最終回を迎えた『鬼滅の刃 柱稽古編』があげられるでしょう。最終回放送後には劇場版として「無限城編」の制作が発表され話題となりました。では、「柱稽古編」の次に盛り上がった作品といえば、何を思い浮かべますか?

※この記事には『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~』第2クール、『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』、『じいさんばあさん若返る』のネタバレを含みます。

●『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~』第2クール

 まずは『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~』の第2クールです。この作品では、前世で無職の引きこもりだった主人公が「ルーデウス・グレイラット」として異世界で新たな人生を歩みます。

 第2クールの後半では、ルーデウスが父の仲間から救援を受け、母が囚われているダンジョン「転移の迷宮」に挑戦します。しかし、ボスキャラとの戦いで父がルーデウスをかばって命を落とし、やっとの思いで助けた母は記憶をなくし、廃人と化していました。

 両親を救えなかったルーデウスは絶望に打ちひしがれますが、彼の師匠である「ロキシー・ミグルディア」の身体を張った助けもあってどうにか立ち直ります。そして、支えてくれたロキシーをふたり目の妻と迎え入れるのでした。この重婚については作中でも反対するキャラがいたものの、最終的にはひとり目の妻「シルフィエット」の決断によって、結婚が決まります。

 終盤の怒涛の展開につらさを感じつつも、ルーデウスの決断に満足するファンが多かったようです。放送終了直後に第3期の制作も発表されました。今後もルーデウスの妻は増えていくのでしょうか?

●『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』

 続いて『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』も多くの注目を集めました。この作品は、前世では凡人の魔術師だった男が「サルーム王国」の第七王子である「ロイド=ディ=サルーム」に転生し、強敵と戦いながら魔術を極めていく物語です。

 終盤では、ロイドと魔人「ギザルム」との激しい戦いが描かれました。最終話では暗殺者としてでしか生きてこられなかった暗殺者ギルドのメンバーへ新たな生き方を提案する姿にロイドの成長と王子らしさを感じ、胸がいっぱいになった視聴者が多かったようです。

 最終回後には第2期の制作が発表されています。2期でロイドは、どのようなぶっ飛んだ魔術で視聴者を楽しませてくれるのでしょうか。

●『じいさんばあさん若返る』

『じいさんばあさん若返る』は、主人公の「正蔵」と妻の「イネ」が不思議なリンゴを食べたことによって、見た目が若返ってしまうというファンタジー要素もありながら、彼らの心温まる日常が楽しめる作品です。

 第9話で、ふたりの寿命について触れられ、イネの寿命が残り少ないことが判明します。そのときは土地神の心配りで正蔵に残された寿命をイネの寿命と半分ずつに分けることで事なきを得ました。しかし寿命について根本的な解決しておらず、最終回ではふたりそろって穏やかに、そして眠るように天寿をまっとうします。

 切なく、涙を誘う最期に「コメディーだけど、生き方を考えさせられる」「お別れはツラいけど、ふたりとも笑顔だったから良かった」と感動の声が多く見られました。

(LUIS FIELD)

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