【漫画】認知症の祖父、野球部の孫に「水飲むな」→夏になると？ 5コマのオチに「順応力（笑）」【作者インタビュー】

■認知症になってもアップデートを続ける祖父が「たくましい！」

　野球部の男の子が友達に、認知症になってしまった祖父のことを話しています。最近のことはほとんど忘れてしまったので、言ってくることや考え方は昔の感覚だそうです。しかし、祖父は夏の猛烈な暑さには何かを感じるようで、孫に言うことも徐々に変化していって……？

　伊東さん（@ito_44_3）による創作マンガ『祖父と夏』がX（旧：Twitter）上で公開されました。読者からは「もはや昔の常識が通用しない日本の夏」「おじいさんが徐々に現代へ進んでいてたくましい（笑）」「確かに令和の夏は根性では乗り切れないですよね」などの声があがっています。

　伊東さんは漫画家として活動しています。X（旧：Twitter）にアップしている5コママンガに描き下ろしを加えたシリーズ『5コマ漫画まとめ 伊東のオリジナル漫画』（既刊16巻）がKindleにて公開されています。

　作者の伊東さんにお話を聞きました。

SNSで注目を集めた作品をピックアップした『５コマ漫画まとめ16 伊東のオリジナル漫画』（伊東さん提供）

ーー近年、夏の暑さは異常ですよね。今作『祖父と夏』をマンガにしようと思いついたきっかけはありますか？

　昔の「運動中に水飲むな」は、ある程度涼しかったから成り立っていたのかもなーと思って描きました。

ーーお気に入りのシーンやセリフ、製作する際にこだわったポイントなどがあれば教えて下さい。

「運動中に水飲むな」という通説自体、若い世代は知らないかもしれないので、伝わりやすさを心がけました。

ーー知識をアップデートしていく祖父さんからたくましさを感じました。祖父さんにはどなたかモデルがいるのでしょうか？

　特にいません。

（マグミクス編集部）