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【漫画】目の前で息絶えたイノシシを試食 リアルな狩猟体験レポに「いただきます大事」【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年8月5日 20時50分

【漫画】目の前で息絶えたイノシシを試食 リアルな狩猟体験レポに「いただきます大事」【作者インタビュー】

■狩猟体験を通して「命をいただくこと」を考える

 以前から狩猟に興味があり、狩猟免許を取りたいと思っていた、あおばさん(@MentosPet)は、狩猟体験ができる場所があることを知り、参加することにしました。千葉県の山奥で始まった2日間の狩猟体験は、ジビエの試食会やメインイベントの「とらえた動物の解体、試食」があるなど、盛りだくさんでした。この体験であおばさんは、「肉を食べること」や「生きること」について深く考えて……。

 あおばさんの体験を記録したマンガ『狩猟体験行ってみたレポ』がX(旧:Twitter)で公開されました。狩猟の詳細が生々しく描かれているとともに、命をいただくことの「動物への感謝と敬意」にも触れられています。

 読者からは「リアル」「キョンっておいしいんだ」「体験してみたい」「すごくためになった」「命をいただいていることを再認識した」「いただきますとごちそうさまは本当に大事」「自分たちができることってなんだろうと深く考えさせられた」などの声があがり、投稿には2.6万いいねの反響が集まっています。

 作者のあおばさんに、お話を聞きました。

ーー以前から狩猟に興味があったとのことですが、興味を持ったきっかけについて教えて下さい。

 とある道の駅で鹿の肉を使ったソーセージを購入して食べたのがジビエとの出会いでした。そのソーセージがとてもおいしかったことが、ジビエと、それを手に入れる手段としての狩猟に関して興味を持つきっかけになりました。

ーー狩猟のさまざまな体験をなさったなかで、特に印象に残った体験はありますか?

 やはり、イノシシのとどめ刺しの瞬間です。電気ヤリを打ち込み、動脈を切って血を抜くとき、どうしようもなく心を揺さぶられました。

 とどめ刺しについては、Youtubeで動画を見て予習して行ったのですが、やはり目の前で動物が血を流して絶命していく瞬間は動画とはまったく臨場感が違いました。現場の雰囲気、獣の匂い、温かさ、それらがいまでもはっきりと思い出せます。

罠にかかったイノシシにトドメを刺す…(あおばさん提供)

ーーマンガ終盤の「犠牲となった動物に対する敬意」に関する描写が印象的でした。このことについての思いを改めて教えて下さい。

 狩猟体験を通して「肉を食べる」ということについて深く考えるようになりました。実際にイノシシの屠殺を目の当たりにし、解体して食べるという一連の経験をしたことで、このイノシシが自分の命の一部になったように感じました。

 現代では感覚が麻痺していますが、本来、肉を食べるとはこういうことなのだと思います。命をいただいて生きているということは頭で分かっていても、つい忘れがちです。改めて自分が食べている命に感謝と敬意を持って向き合うことが大事なのだと思いました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について教えて下さい。

 ジビエのハクビシンがおいしいと書いたところ、「食べてみたい」という声が大変多かったことですね! 果物などを主食にしているので脂肪分がかなり多いにも関わらず、脂があっさりしていてオリーブオイルのようでした。ハクビシンという動物を見る目が変わるほどの衝撃だったので、気になる方は機会があれば食べてみてほしいです!

(マグミクス編集部)

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