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「まさかの敗北」「パニック映画のような大惨事」 最終回で「驚き」を与えた春アニメ

マグミクス / 2024年8月2日 20時10分

「まさかの敗北」「パニック映画のような大惨事」 最終回で「驚き」を与えた春アニメ

■大豊作だった2024年春アニメ

 2024年春アニメが放送を終了して1か月が経ちました。事前に「今期は豊作では」と期待する声もありましたが、いざクールを終えてみるとその期待以上の満足感を得ている人も多いでしょう。

※この記事には『響け!ユーフォニアム3』『ガールズバンドクライ』『となりの妖怪さん』の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

 続編では『鬼滅の刃 柱稽古編』を始め『この素晴らしい世界に祝福を!3』『死神坊ちゃんと黒メイド 第3期』『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール』『ゆるキャン△ SEASON3』といった作品が変わらぬ面白さを見せ、新作も『オーイ!とんぼ』『忘却バッテリー』『WIND BREAKER』『バーテンダー 神のグラス』『怪異と乙女と神隠し』『烏は主を選ばない』『変人のサラダボウル』『夜のクラゲは泳げない』『リンカイ!』などが存在感を発揮しました。冬クールから続く『ダンジョン飯』の人の出来のよさも印象的です。

「超充実」の春アニメには、特に大きな「驚き」を提供して作品もありました。

●『響け!ユーフォニアム3』

 2015年から長く続いてきたアニメシリーズでのビターな展開、しかも原作小説からの大きな改変ということで『響け!ユーフォニアム3』の終盤は大きなサプライズと言えるでしょう。全国大会を控え、主人公の「黄前久美子」がユーフォニアムパートのソロ奏者を決めるオーディションで転入生の「黒江真由」に負けるという流れは、アニメファンからさまざまな反響がありました。

 奏者としての久美子は報われないものの吹奏楽部部長としての彼女の成長、そして進路につながる展開となり、オーディション後の大吉山での苦しくも美しい光景を見るとアニメ版もアニメ版で納得がいく物語として再構成されたと筆者は感じます。読者の皆さんはどのように受け止めたでしょうか?

●『ガールズバンドクライ』

『ガールズバンドクライ』は高校を中退し、熊本から上京した「井芹仁菜」を中心とするガールズバンドアニメです。序盤の仁菜は夜中に道端でシーリングライトを振り回したり、居酒屋でのケンカを取り持ってくれていたバンドメンバーに「顔を見てムカついたから」とウーロン茶をぶっかけたり、やたらに中指……代わりに小指を立てたりと奇行が目立ち、さらに今期多かった3Dキャラクターのなかでも特異なビジュアルなどもあって、風変わりな作品かと思った人も多いでしょう。

 しかし本作は序盤から終盤までひたすらエモーショナルなエピソードが連発され、今期のオリジナル作品でも最大級の輝きを放ち続けました。放送時にX(旧:Twitter)でのトレンド1位となることも珍しくないほど話題となったため、むしろ今後何か新しい展開がないと「驚き」と言えるかもしれません。

●『となりの妖怪さん』

 noho先生によるマンガを原作とする『となりの妖怪さん』は、妖怪と人と神様が一緒に暮らす田舎町の日常を描く作品です。ビジュアルを見る限りではほのぼのした作品のようですが、中盤から平行世界の存在が前面に押し出され、終盤では境界線が壊れて現実世界と平行世界がつながってしまうという急展開を迎えます。

 これによって恐ろしい鬼が大量に出現して人びとを襲い始め、『となりの妖怪さん』はさながらパニック映画のような大惨事を描きました。その後ひとまず事態は収束し、ほっこりするようなシーンもありましたが、衝撃度という点では今期でも屈指だったでしょう。

 ほかにも『アストロノオト』や『Unnamed Memory』など最終盤で意外な展開を見せた作品はありました。ただし、もちろん「驚き」と「好き」はイコールではなく、読者の皆さんもそれぞれにお気に入りの作品があるのではないでしょうか。夏アニメも始まりつつありますが、それらのチェックと平行して春アニメの振り返りもしてみましょう。

(はるのおと)

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