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過去編が大変? 実写『ゴールデンカムイ』今後キャストが気になる「難しい」キャラは

マグミクス / 2024年8月3日 20時25分

過去編が大変? 実写『ゴールデンカムイ』今後キャストが気になる「難しい」キャラは

■「過去編」に登場するキャラのハードルが高い?

 2024年1月19日に公開され原作マンガの高い再現度や迫力のアクションで絶賛された映画『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)は、続編として全9話のドラマ『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』が2024年10月6日からWOWOWで放送されることが決定しています。7月21日に放送日と新キャストも発表され、大きな話題を呼びました。

 明治の北海道を舞台に、アイヌが隠した大量の金塊をめぐるサバイバルバトルを描いた同作では、山田杏奈さん演じる「アシリパ」や、玉木宏さん演じる「鶴見中尉」など、キャラクターの再現度が絶賛されました。続編も予告やポスタービジュアルの段階で桜井ユキさん演じる「家永カノ」や、木村知貴さん演じる「仲沢達弥」らさまざまな新キャラの再現度の高さが絶賛されています。

 一方でまだ誰が演じるのか不明なキャラもおり、ファンの期待と不安が高まっているようです。特に人気のイケメン軍人キャラ「鯉登少尉」のキャスト予想が盛り上がっており、中川大志さんや柳楽優弥さん、山田裕貴さんら豪華な俳優の名前が飛び交っていました。

 そのほか、まだキャストが不明な網走監獄を取り仕切る「犬童四郎助」典獄や、鶴見中尉たちに武器を提供する「有坂成蔵」中将、さらに「二階堂浩平(演:柳俊太郎)」の病室に現れる謎の人物、通称「誰なのおじさん」を誰が演じるのか、作中屈指の変態で「実写でカットされても仕方ない」とも言われる刺青囚人「姉畑支遁」が果たして再現されるのかも気になるところです。

 また、そこまで出番は多くないものの、重要かつインパクト大のキャラにも注目が集まっています。特に過去編に登場する人物は、「再現が難しそう」なキャラが多めです。

※この記事では『ゴールデンカムイ』の実写化されていない範囲の物語のネタバレに触れています。

 新キャスト発表で徳井優さんが演じることが分かった贋作師「熊岸長庵」は、精巧な偽札を作った実績があり、さらに彼が描いた「シスター宮沢」の似顔絵は、脱獄王「白石由竹(演:矢本悠馬)」の人生を狂わせるほどの作品でした。

 シスター宮沢は、原作マンガ9巻の白石の過去回想に登場します。かつて、北海道の樺戸集治監で白石は同じ房になった熊岸に、一緒に脱獄したいと言われ、引き換えに「春画」を描いてくれと依頼しました。そこで、熊岸は非常にシンプルな線だけで、キリスト教の教誨に来ていた美しい修道女だという、シスター宮沢の絵を描いて渡します。

 最初は全然美人に見えないと文句を言っていた白石でしたが、いつの間にか似顔絵しか知らない彼女に惚れこんでいました。そして、ひと目会いたいと何度も脱獄を繰り返しては全国の刑務所に入れられ、「脱獄王」と呼ばれるようになったのです。その後、白石が網走監獄でついに見付けたシスター宮沢は、シンプルに見えた熊岸の絵そのままの顔をしていました。

 TVアニメではカットされ、後にOADでだけアニメ化されたエピソードですが、白石が脱獄王と呼ばれるようになったきっかけが分かる話でもあるため、ここも実写化してほしいというファンは多いようです。熊岸がちゃんと実写化される以上、シスター宮沢の登場にも期待が高まります。おそらく特殊メイクが必要なビジュアルの彼女は、誰が演じるのでしょうか。

 また、白石の過去編の直後には、「五稜郭の戦い」の後に長年収監されていた元新選組副長「土方歳三(演:舘ひろし)」と、元二番隊隊長「永倉新八(演:木場勝己)」が年老いてから再会した際のエピソードも描かれました。この場面では樺戸集治監の独居房の扉越しに会話する土方と永倉が若き日の姿に戻る演出もあり、アニメでは若き土方の声を中村悠一さん、永倉の若き日の声を中井和哉さんが演じたことも話題になっています。

 特に若き日の土方はアイヌの「キムシプ」から「爽やかニシパ」と呼ばれる美青年で、この場面の後もたびたび登場しました。ネット上では老土方役の舘さんと釣り合うほどの豪華キャストが期待されているようで、過去に土方を演じた経験のある山本耕史さん(大河ドラマ『新選組!』、連続テレビ小説『あさが来た』、映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』)、町田啓太さん(大河ドラマ『青天を衝け』)、岡田准一さん(映画『燃えよ剣』)などの名前を挙げる声も出ています。

 まだキャストは明かされていないものの、7月21日に公開された予告編では扉越しに会話する永倉と土方の姿が一瞬だけ映されていました。両者の若き日を誰が演じるのか、要注目です。

■長谷川さんと勇作殿は誰が演じる?

鶴見中尉の過去を演じるのは……? (C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 そのほか、過去編にだけ登場するキャラでは、「花沢勇作」と「長谷川幸一」を誰が演じるのか、登場した際にどう演出されるのかも気になります。

 花沢勇作は人気キャラ「尾形百之助(演:眞栄田郷敦)」の腹違いの弟であり、尾形の過去回想、さらに彼の脳内で何度も出てくる人物です。勇作は元帝国陸軍第七師団長の「花沢幸次郎」中将とその妻「花沢ヒロ」の息子で、日露戦争の旅順攻略戦にて旗手を務め戦死しました。一方の尾形は花沢中将の妾の息子で、父と弟に屈折した感情を抱いており、彼らに対して恐るべき行為に及んでいたことが明らかになります。

 物語をかき回すジョーカーのような存在の尾形を描くにあたって外せない重要キャラですが、勇作は物語の終盤まで目元が隠れている人物のため、誰が演じるにせよクレジットでもキャストが明かせないことになるかもしれません。ネット上では、兄弟が逆転してしまうことになるものの、勇作役で眞栄田郷敦さんの実兄、新田真剣佑さんの出演を期待する声も多々ありました。このキャスティングだけでもかなりの話題になりそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。

 一方の長谷川幸一は『―北海道刺青囚人争奪編―』よりさらに後の登場となりますが、いずれ描かなくてはならない重要キャラです。長谷川はアシリパの父「ウイルク(演:井浦新)」と、彼の過去に深く関わる「キロランケ(演:池内博之)」「ソフィア」が、かつてロシアのウラジオストクで世話になった写真館の経営者でした。彼は1881年のロシア皇帝爆殺事件の犯人として追われる身だったウイルクたちに、親切に日本語を教えてくれます。

 しかし、あるときロシアの秘密警察が写真館を襲ってきました。彼らはウイルクたちを追って来たのかと思いきや、実は日本軍のスパイであった長谷川を捕まえに来たのです。そして写真館にて銃撃戦が起き、長谷川の妻「フィーナ」と娘の「オリガ」が銃弾に貫かれ死亡してしまいます。キロランケの回想では妻子が死んだ長谷川の元を離れたところで終わりますが、その後、長谷川幸一は偽名で彼が若き日の「鶴見篤四郎(鶴見中尉)」であったことが明かされました。

 アニメでは、鶴見中尉役の大塚芳忠さんに声が似ている中野泰佑さんが声を変えて長谷川を演じ、正体を明かすところだけ大塚さんに似た地声を発するという演出になっています。実写ではこの過去回想の場面をどうするのか、気になるところです。

 ネット上では玉木さん以外の俳優が長谷川を演じ、最後に玉木さんの声をかぶせるという演出になるという予想もあれば、そのまま玉木さんが演じる長谷川を見たいという意見もありました。原作ファンであれば「長谷川幸一=鶴見中尉」はもう周知の事実とはいえ、初見の人のために別の俳優が長谷川を演じる可能性もあるでしょう。重要キャラの長谷川役には、吉沢亮さんを推す声もありました。原作に忠実な実写『ゴールデンカムイ』であれば、長谷川写真館のエピソードは再現すると思われるものの、どのような演出になるのでしょうか。

 実写『ゴールデンカムイ』は『―北海道刺青囚人争奪編―』以降も、刺青囚人を中心に強烈なキャラの再現が期待されます。いったい誰がキャスティングされるのか、今から楽しみに待ちましょう。

※アシリパのリは小文字が正式表記
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記

(マグミクス編集部)

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