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【漫画】真冬に自宅で24時間水&電気なしの”防災訓練” 夫の備えが予想以上!【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年8月11日 21時5分

【漫画】真冬に自宅で24時間水&電気なしの”防災訓練” 夫の備えが予想以上!【作者インタビュー】

■24時間水&電気なし!

 防災意識を家族で見直したエピソードを描いたマンガ「24時間水&電気なし 家庭内防災訓練」が、Instagramで多数のいいねを集めて話題となっています。

 防災リュックの中身が古いことに気付いたのをきっかけに、防災対策にハマった父。そして冬休みのある日、家族で防災訓練をすることに。いざ始めていると……。読者からは「勉強になります!」「本格的です」「素晴らしい」などの声があがっています。

「24時間水&電気なし 家庭内防災訓練」は全24話ですが、この記事では第8話までの内容をご紹介します。

 このマンガを描いたのは、三姉妹の母で漫画家の竹内文香さんです。現在は『さすがにムリだよ亜門くん』(集英社)を配信中。ブログやInstagramでも作品を発表しています。

ーー「本気の防災はお金がかかる」とありましたが、どれくらいの費用がかかりましたか?

 合計金額はよく聞かれます。ちゃんと計算したことはありませんが、ポータブル電源などを含めて、30~40万円程度だと思っています。夫は、南海トラフ大地震が起きた場合に、家族5人が1か月自活できるように準備していました。

ーーあえて寒い年末に訓練をしたのは、何かの意図がありましたか?

「地震はいつくるか分からない」というのが1番の理由です。このときは、たまたま防災準備が整ったのが「冬」だったのですが、日本には四季があるので季節ごとに備えるものが変わってきます。すべての季節で防災訓練をすべきだと気付き、現在わが家では季節ごとに訓練をしています。

ーーこの訓練で、特に印象に残ったことや教訓になったことはありますか?

 あげ出したらキリがないですが、精神的な面での気付きが多かったです。不便さの積み重ねは、どんどんメンタルを蝕んでいきます。自分に合ったものや、自分が喜ぶものを備えておくことが大切だと感じました。

ーー夫のヤサオさんは、このような突然の行動力を発揮することがよくあるのでしょうか?

 突発的な行動の話ではありませんが、最近ですと今年1月に起きた能登半島地震の際、私の学生時代からの友人を助けるべく現地まで出向いてくれました。

 震災当時、友人はたまたま地元愛知県に帰ってきていて無事でしたが、地震と津波で家が全壊し、車も被害を受けました。なかなか正確な情報が得られずひとりで混乱して落ち込んでいく友人に、私たち家族が声をかけて、全面協力することにしたのです。

 情報を集めながら作戦をたて、道路の復旧の目処がたった頃に入念な準備をして、夫と友人ふたりで片道9時間かけて石川県の珠洲市へ向かいました。家と車の確認をしたり罹災証明を出したり、さまざまなミッションをクリアして帰ってきました。

 もともと防災に関するYouTubeを始めたがっていたので、ちゃっかり撮影もしてきていたのですが、そこに映っていた変わり果てた友人宅や街並みの映像を見て、改めて地震の恐ろしさと防災について考えさせられました。この動画はYouTubeで公開しています。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 危機感を持って備え始めたという人、防災意識が高まって防災沼にハマったという方が多数いました。自助ができてこそ共助につながりますから、とてもうれしいことです!

(マグミクス編集部)

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