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スリラーバーク=ゴッドバレー? 『ワンピ』不人気でもおさらいしたい「伏線?」エピソード

マグミクス / 2024年8月12日 11時55分

スリラーバーク=ゴッドバレー? 『ワンピ』不人気でもおさらいしたい「伏線?」エピソード

■あまり人気のない「空島編」や「スリラーバーク編」は超重要?

 人気マンガ『ONE PIECE』は長い連載期間のなかで、「アラバスタ編」や「ワノ国編」など多くの人気エピソードを生み出してきました。一方で「空島編」や「スリラーバーク編」などは、読者からそこまで支持を集めていないともいわれています。しかし、最近になって、この人気が低いエピソードのなかに「大きな伏線があるのでは?」と注目するファンが増えているようです。

「初期から読んでいたけどここでギブアップした」という層も多いのが、「空島編」でした。空島編は「麦わらの一味」が「アラバスタ」を出航して次の目的地とした空に浮かぶ島で、「エネル」と戦うエピソードです。空島編は「後からイッキに通しで読むとめっちゃ面白い」という意見も多いですが、「連載で読んでいるときは長くて不安だった」「長いわりに誰も仲間に入らない」「肝心の航海が進んでない気がして寄り道っぽい感じがする」などともいわれています。

 しかし、この空島編で張られた伏線がいくつか回収されたことにより、再評価の意見も出ているようです。回収された伏線には、「相手の心を読む『心網』」「太陽の神という言葉」などがあげられます。

 心網はエネルなどの敵キャラが相手の心を読み、攻撃をかわすために使用していた技で、これはのちに「見聞色の覇気」として再登場しています。また、海賊王「ゴール・D・ロジャー」が空島の「ポーネグリフ」に残したメッセージも、長い間「どのようにしてポーネグリフに文字を刻んだのか、なぜ古代文字を操れるのか」が謎になっていましたが、「ワノ国編」でその理由が明らかになりました。

 また、「太陽の神」という言葉は、空島の過去編で、まだ島の半分が空に行く前の「ジャヤ」の生贄の儀式が行われる際、「太陽の神……雨の神……森の神……大地の神よ……」というセリフのなかで登場しました。その後、ワノ国編で主人公「モンキー・D・ルフィ」が食べた「ゴムゴムの実」のもうひとつの名前が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル『ニカ』」だったことが判明し、さらにニカとは「太陽の神」と呼ばれていた人物だったことが明らかになります。この「太陽神」の信仰が空島にもあったのだと、伏線回収(?)が話題となりました。

 そして、そのほかの「雨」「森」「大地」の神の存在も注目されており、これらの神々も今後登場するのではないかと予想されています。考察のひとつとしては、「かつて麦わらの一味と旅をともにし、「アラバスタ編」の終盤で「戦いを!!やめてください!!」のセリフの後に雨が降った「アラバスタ王国」の王女「ネフェルタリ・ビビ」が、「雨の神」ではないかと言われているようです。

 そのほか、「魚人島」の「リュウグウ王国」の王女である「しらほし」が森に関して意味深な発言をしていたことから「森の神」ではないか、「エドワード・ニューゲート(白ひげ)」を殺して地震を起こせる「グラグラの実」の能力を奪った「マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)」なのではないか、と予想されているようです。

 あまり統一性のないメンバーに思えますが、ルフィ、ビビ、しらほし、黒ひげの4人は、秘密裏に世界政府の頂点に君臨している謎の人物「イム様」が注視しているキャラと思われています。イム様がまだ登場したばかりの「世界会議編」の908話では、彼がいる「パンゲア城」内の花の部屋のなかに、切り裂かれたルフィと黒ひげの手配書、剣が突き立てられたしらほしの写真が描かれていました。

 また、イム様はビビの写真を持ちながら何かを考えていた様子で、しばらく経った1086話では「五老星」に「ビビが欲しい」と意味深な発言をしています。ビビの先祖で世界政府創立に携わった最初の20人の王のひとり「ネフェルタリ・リリィ」は、ビビと似たシルエットをしていました。

 また、最初の20人の王のなかには「ネロナのイム聖」という人物がいたそうで、このキャラがイム様と同一人物であればリリィに似ているビビに何かしらの執着をしている可能性も考えられます。ビビは「ワポル」のおかげで「聖地マリージョア」から逃げ出せましたが、今後どうなるのでしょうか。

■伝説の海賊団の結成はデービーバックファイトによるもの?

作者である尾田先生がデービーバックファイトを描いたのには何か意味がありそう?画像は『ONE PIECE ワンピース セブンスシーズン 脱出! 海軍要塞&フォクシー海賊団篇 piece.8』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 また、空島編の次に描かれた「デービーバックファイト編」にも、伏線が張られていると考察されています。デービーバックファイトは、負けたら「誇り」と「仲間」を失う恐怖のゲームで、麦わらの一味は、船医の「トニートニー・チョッパー」を奪われかけました。その後、一味はチョッパーを取り返すことに成功しますが、デービーバックファイトがどれだけ恐ろしいルールなのか読者も認識することになります。

 そして、ファンの間では、このデービーバックファイトが「世界最強」といわれた「ロックス海賊団」を結成するきっかけになったのではないか、と考察されているようです。

 ロックス海賊団はそうそうたるメンバーがいたものの、仲は悪く一枚岩ではなかったと言われています。船長の「ロックス・D・ジーベック」が「海賊島ハチノス」にて「とある儲け話」を持ちかけ、海賊たちを束ねたとのことで、もしかするとこの話を聞いて集まってきた海賊団のなかから、デービーバックファイトによって白ひげや「ビッグ・マム」「カイドウ」ら後に四皇になるのほどの逸材たちを半強制的に集めたのではないかとも考えられているようです。

 ロックス海賊団について明かされている情報は少ないものの、今後何かしら語られることがあれば、デービーバックファイトに再び焦点があたることもあるかもしれません。

 そのほか、「スリラーバーク編」も読者人気がそこまで高くない章といわれていますが、ここにもいくつかの謎が隠されています。舞台となった「ゴースト島」と言われているスリラーバークは、島をまるごと船に乗せていました。

 この乗せている島の正体が、過去に跡形もなく消えたとされている「ゴッドバレー」ではないかとファンの間で考察されているのです。その理由として、スリラーバークは「ウエストブルー」から来たことが説明され、ゴッドバレーもまた、ウエストブルーにあったと明かされていることがあげられます。

 ロックス海賊団には、「フワフワの実」の能力で島ごと移動させることが可能な大海賊「金色のシキ」もおり、レッドラインを越えてウエストブルーからグランドラインにゴッドバレーの島を運んだ可能性もあります。また、「ゲッコー・モリア」が率いた「スリラーバーク海賊団」の「将軍ゾンビ」たちと、「バーソロミュー・くま」の過去編が描かれた第1096話にてゴッドバレーに上陸していたロックス海賊団の面々の一部が似ていたことも、「スリラーバーク=ゴッドバレー」説を強化したようです。

「天竜人の神の騎士団」「海軍」「ロジャー海賊団」「ロックス海賊団」が戦ったと思われるゴッドバレーがスリラーバークだとすれば、「スリラーバーク編」にも何かしらの伏線が隠されている可能性が高いでしょう。

 このように、評価がイマイチだったエピソードにも多くの伏線が隠されている可能性があります。最終章で盛り上がっている『ONE PIECE』をさらに楽しむために、このあたりの章をもう一度読み返してみると新しい発見があるかもしれません。

(LUIS FIELD)

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