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提供枠の圧がすごい『サクナヒメ』 リアルな「実体験」が高評価につながった?

マグミクス / 2024年8月17日 20時35分

提供枠の圧がすごい『サクナヒメ』 リアルな「実体験」が高評価につながった?

■アニメ制作陣の熱量が高すぎる

 2024年7月より放送されているTVアニメ『天穂のサクナヒメ』では、鬼が生息する「ヒノエ島」での戦いや稲作、人間たちとの集団生活を通し、新米豊穣神「サクナ」の成長を描く物語です。稲作シミュレーションとアクションを楽しめる同名の人気ゲームが原作で、TVアニメでもクオリティの高さが話題となっています。

 特に米作りに関しては、作画や音の端々から作り手のこだわりが伝わってくるほどです。アニメーション制作会社の稲作に対する熱量が、本作の質を高めているといえるでしょう。

 実はTVアニメ『天穂のサクナヒメ』制作陣は、『サクナヒメ』への愛だけでなく、お米愛もすごいようです。

 TVアニメ『天穂のサクナヒメ』のスタッフ陣は実際に農業に携わっている人が多く、制作統括を担当する堀川憲司さんはアニメーション制作会社P.A.WORKSの代表であり、兼業米農家でもあります。TVアニメ放送前にオンエアされた特番「『菜なれ花なれ』&『天穂のサクナヒメ』徹底紹介SP!~東京ホテイソンの夏アニメ旅~」では、堀川さんの妻が農家の跡取りだったために富山県で農業に従事することになり、アニメ制作を続けるためにP.A.WORKSを富山に設立したと明かしました。

 また、TVアニメ『天穂のサクナヒメ』公式サイトのスタッフコメントでは、堀川さんがP.A.WORKSを「パートタイム・アグリカルチャー・ワークス」と表現します。スタッフも会社の裏で稲を育てていることや、収穫したお米をみんなで味わったと報告していました。

 米作りは現在も続いており、TVアニメ『天穂のサクナヒメ』公式X(旧:Twitter)ではバケツで稲を育てている様子を逐一発信中です。「『天穂のサクナヒメ』のために作られたのでは?」と思いたくなるほど、お米への愛が伝わってくるアニメ制作会社です。

 さらに農作業の音を付けているフォーリーアーティストである、わたなべまさふみさんも米農家でした。一部シーンでは本物の稲を使っており、米作りを耳でも感じ取れるようになっています。

 米どころである富山に制作スタジオを有し、稲作を経験したスタッフが力を注いでいるからこそ、TVアニメ『天穂のサクナヒメ』では美しく緻密な描写が実現したのでしょう。その熱意に応えるように、農林水産省と農研機構も取材に協力しています。さらにJAグループがスポンサーに名を挙げるなど、稲作界隈からの期待も高い作品になりました。

 サクナたちの米作りは、まだ始まったばかりです。今後はどんな表情の田んぼが登場するのか、そして稲作はどう進化していくのか。ぜひもうひとつの主役であるお米にも注目して、TVアニメをチェックしてみて下さい。

(ハシビロコ)

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