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「チャンピオン」で最長作品はどれ? 通算だと『こち亀』レベルの長寿作品がゴロゴロ居た

マグミクス / 2024年8月16日 18時45分

「チャンピオン」で最長作品はどれ? 通算だと『こち亀』レベルの長寿作品がゴロゴロ居た

■実は『こち亀』を超えそうな作品も?

「週刊少年ジャンプ」(集英社)での最長連載記録を保持している作品は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(作:秋本治)です。リアルタイムで『こち亀』を読んでない若い世代でもこの事実だけはご存じの方が多いのではないでしょうか。何せ1976年から2016年の約40年にもわたって、一度も休載することなく連載されたのです。この目で連載を追っていたはずですが、改めて事実だけ言われるとにわかに信じがたくなります。

 さて「ジャンプ」の最長連載が『こち亀』ならば、秋田書店の「週刊少年チャンピオン」における最長連載記録を保持している作品は何なのでしょうか?

 秋田書店の広報協力のもと、マンガ史に燦然(さんぜん)と輝く「チャンピオン」の長期連載作品を比較しました。なお本記事は「続編」を含めた通算の連載期間とし、その間の年数は期間に含まないものとします。

 現在も連載中の『弱虫ペダル』(作:渡辺航)の期間はどうでしょうか。2024年9月現在において単行本は91巻と相当数でています。その連載が始まったのは2008年からということで現在16年超の長期連載です。「チャンピオン」黄金期を支えた『がきデカ』(作:山上たつひこ)は1974年から1980年の6年間、『マカロニほうれん荘』(作:鴨川つばめ)も続編『マカロニ2』を含めて2年半ほどの連載期間だったことと比べれば、かなりの長寿作品であることが分かります。

 では、現在もシリーズ6作目『刃牙らへん』が連載中の板垣恵介先生による「刃牙」シリーズはどうでしょうか。1991年から『グラップラー刃牙』がスタートし、1999年から『バキ』、2006年から『範馬刃牙』、2014年から『刃牙道』、2018年から『バキ道』、2023年から『刃牙らへん』と続いています。こちら『範馬刃牙』終了から『刃牙道』開始までの間が約2年空きますが、通算30年以上の連載期間です。通算でいえば『こち亀』が見えてきています。

 また「チャンピオン」を代表するギャグマンガ『浦安鉄筋家族』(作:浜岡賢次)は1993年の連載開始から「元祖!」「毎度!」「あっぱれ!」とリニューアルを繰り返しながらも現在も連載中であり、こちらも31年とやはり『こち亀』が視野に入っているのでした。

 それでは水島新司先生の「ドカベン」シリーズはどうでしょうか。野球マンガの金字塔であり、『こち亀』の対抗馬としては本命といえるでしょう。連載開始年は1972年で、なんと『こち亀』より4年も早いのです。また連載終了は2018年のためこれまた『こち亀』よりも2年遅く、一見すれば『こち亀』の記録を6年も上回っているようにも見えます。(あるいは、そのようにとらえることも可能です)。

 とはいえ本稿ではシリーズ間の期間は含まないため、連載では合計39年と、わずかに『こち亀』が上回る結果となりました。そして、もちろん「チャンピオン」では史上最長作品です。

 さて「ドカベン」シリーズの単行本は通算205巻まで出ており、このレベルまでに達すると常人の理解が追いつかぬ偉業であることに変わりはありません。当然ながら連載が長ければ良いわけでは決してありませんが、数字を見ると漫画家の先生方の神がかかったタフネスぶりが可視化されるようで、身震いするばかりです。

(片野)

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