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いつかは続きが読みたい!作者も意欲を示した「長期休載中」マンガ

マグミクス / 2024年8月20日 19時25分

いつかは続きが読みたい!作者も意欲を示した「長期休載中」マンガ

■約5年ぶりに最新刊が発売されるも

 数あるマンガのなかには、何らかの事情によって休載中の作品が数多くあります。最近では、2024年6月に人気マンガ『黒執事』の枢やな先生が「少し長めのメンテナンス休暇」として長期休載を発表し、話題を集めました。また有名どころでは冨樫義博先生の『HUNTER×HUNTER』などもあげられますが、ほかにはどのような作品が休載を続けているのでしょうか。

 連載再開が熱望されている作品のひとつには、木多康昭先生の『喧嘩稼業』があります。本作は「ヤングマガジン」で連載されていた『喧嘩商売』の続編にあたるマンガで、「最強の格闘技は何か!?」をテーマに、16人の格闘家たちによる真の最強決定戦「陰陽トーナメント」が繰り広げられていきます。

 最新13巻では前巻から続いていた「上杉均(空手家)vs芝原剛盛(合気道家)」の戦いに決着がついたほか、トーナメントの主催者である「田島彬」の周囲に怪しげな行動を取る人物が出てくるなど、気になるポイントが目白押しでした。

 その13巻が発売されたのは2020年4月、今から4年前の出来事で、「ヤングマガジン」での連載も長らく休載となっています。休載の理由については「アシスタントとのトラブル」「編集者とのトラブル」など、さまざまな憶測がネット上に広がっていますが、真実は定かではありません。ただ木多先生のX(旧:Twitter)は現在も更新されており、2024年7月の投稿では「貧乏暇なしといった感じで忙しい」と近況をつづっていました。

 そのほか岩明均先生が贈る歴史大作『ヒストリエ』も、連載再開が待ち望まれている作品です。同作は『寄生獣』で知られる岩明先生が漫画家としてデビューする前から温めていたといわれる作品で、紀元前4世紀の古代ギリシア世界を舞台に、のちに「アレキサンダー大王」の書記官となる「エウメネス」の波乱に満ちた生涯が描かれています。

 実は『ヒストリエ』に関しては、2024年6月に約5年ぶりとなる最新12巻が発売されたばかりです。しかも今回の最新刊で物語が大きく動き出したこともあって、ネット上に喜びや興奮の声が続出していたのですが、その直後に発売された掲載誌「アフタヌーン」2024年8月号で、残念なお知らせが掲載されました。

 まず岩明先生は現状の問題点として、年齢による体力の衰えなどの理由から作画に時間がかかるようになっており、「アフタヌーン」での隔月連載では不十分な絵を掲載せざるを得ない状況にあること、それを単行本用に加筆、修正するのにも相当の日数がかかることを語っています。さらにこうした現状を改善するため、しばらくの間休載に入り、「完成原稿の描き溜め」と「進行を少しでも速くするための模索」を行うと発表したのです。

 多くのファンがショックを受けたものの、今回のお知らせからは岩明先生が『ヒストリエ』の物語を完結させるために不断の努力を行っていることも伝わってきます。ぜひ健康に気を配りながら、ゆっくりでも続きを描いていってほしいところです。

■累計発行部数2500万部以上の人気作に「動き」あり?

三蔵が描かれた『最遊記RELOAD BLAST(限定版)』1巻(一迅社)

 そのほか、連載再開してほしいマンガと聞いて、峰倉かずや先生の『最遊記RELOAD BLAST』を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。同作は天竺を目指す「三蔵」一行の旅を描いた作品で、累計発行部数2500万部を超える「最遊記」シリーズの最終章にあたります。

 1997年に連載を開始してからおよそ27年、三蔵一行の旅もようやく終わりが見えてきたものの、2017年10月に最新3巻が発売されたきり新刊は出ていません。その背景には、峰倉先生がこれまで何度も大病を患い、闘病生活を強いられながら執筆しているといった事情が絡んでいます。

 2010年には「エナメル上皮腫」の一種と診断され、腫瘍の除去手術によって右上顎骨を失ったことを明かしていました。それでも執筆を続けることを決意し、まさに命懸けで三蔵たちの旅路を描いてきたのです。

 そして2024年6月、峰倉先生は自身のXで「水面下でたくさんお仕事させて頂いているので、今年後半に順次お知らせできるかと思います。(中略)最遊記もコチラも、あともうちょっとお待ちを…」と報告しました。

 はっきりと連載再開が告知されたわけではありませんが、この投稿には「アナログ作画可能なアシさんを切実に募集中」ともつづられていたため、再開に向けて動きがあったのはほぼ間違いないでしょう。この報せに、ファンから喜びと期待の声が寄せられたことは言うまでもありません。

 いずれの作品も、続きが見られる日はいつかやって来るでしょう。無事にその日が迎えられることを願うばかりです。

(ハララ書房)

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