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『ガンダムZZ』離脱してしまった人集合! 5分で振り返るその物語…結局どうなったん?

マグミクス / 2024年9月2日 6時35分

『ガンダムZZ』離脱してしまった人集合! 5分で振り返るその物語…結局どうなったん?

■超ダイジェストで知る『機動戦士ガンダムZZ』

『機動戦士ガンダム』から始まった「ガンダム」シリーズの第3作として制作されたのが『機動戦士ガンダムZZ』です。本作は、1986年3月から翌87年1月にかけて全47話が放送されました。

 総監督は「ガンダム」シリーズの生みの親であり、その頃ほかにも『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』を世に送り出していた富野由悠季さんです。

 本作の前半は、それまでのシリーズ作品と異なるコミカルな雰囲気が特徴で、そこで流れていたオープニングテーマが「アニメじゃない -夢を忘れた古い地球人よ-」というタイトルでした。この曲は、AKB48グループなどのプロデューサーとしても知られる秋元康さんが作詞を担当しており、その衝撃的なタイトルや歌詞の内容に、当時「『アニメじゃない』って、アニメだろ!」といったツッコミもありながら大きな注目を集めました。

 物語は、主人公の「ジュドー・アーシタ」たちジャンク屋一行が地球連邦軍の戦艦「アーガマ」の乗員になるところから始まります。敵組織となる「ネオ・ジオン」の摂政「ハマーン・カーン」は、このアーガマに警戒心を抱いてたびたび討伐部隊を送り込みジュドーたちを苦しめる……というのが序盤の流れです。

●終盤は「ガンダム」らしい三つ巴の戦いへ

「MG 1/100 ダブルゼータガンダム Ver.Ka」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 物語が進むにつれ、ジュドーの元には個性豊かな美少女たちが集まってきます。ジャンク屋仲間の「エル・ビアンノ」、勝ち気な軍人「ルー・ルカ」、ネオ・ジオンから寝返った少女「エルピー・プル」、ジュドーの妹「リィナ・アーシタ」……彼女たちとジュドーが織りなすラブコメ展開も前半の魅力でした。

 しかしこのラブコメ要素も、ハマーン率いるネオ・ジオンが徐々に勢力を増し、戦闘が激化していく後半は鳴りを潜めます。「超」が付くほど人気だったプルも、ジュドーの身代わりとなって命を落としてしまいました。

 そのうちネオ・ジオンのパイロットである「グレミー・トト」が内乱を企て、クローン兵を率いてハマーンの戦力を削ぎ落とす事態に。そして物語終盤はジュドーたちと、グレミーの勢力、ハマーンが率いる軍の、三つ巴の戦いが展開されます。

 まずジュドーたちはグレミー打倒に向けて動き出し、最終回前の第46話「バイブレーション」にて、ギリギリのところで討ち取ることに成功します。そして迎えた最終回「戦士、再び…」では、グレミーとの戦いで味方戦力のほとんどを失ったジュドーが、「ZZガンダム」で単身、ネオ・ジオンに乗り込んでハマーンと一騎打ちを演じることに。

 互角の戦いを見せる両者でしたが、僅差でジュドーが勝利します。ジュドーはハマーンに救いの手を差し伸べたものの、彼女は自らが乗る「キュベレイ」を壁に激突させることで命を絶って戦いに終止符を打ちました。

 こうして第一次ネオ・ジオン抗争は終結し、平和な日常が訪れます。ジュドーは木星船団が航行する「ジュピトリスII」の乗員として木星へ旅立ち、新たな日常を送り始めるところで物語は締めくくられました。

●「ハマーン様」はじめキャラクター人気はガチ

「ガンダム」シリーズらしからぬ軽妙な前半と、そこからは想像もつかない重厚感の後半という真逆の面白さが、『機動戦士ガンダムZZ』にはあります。この作品への賛否は、「ガンダム」ファンの間でも大きく分かれてきました。

 一方で、登場キャラクターたちを支持する声は根強いものがあります。前述のプルなどもさることながら、特にハマーンの人気は近年も衰えることがなく、2018年にNHK BSプレミアムで放送された「発表!全ガンダム大投票」キャラクター部門では総合9位にランクインし、その存在感を見せつけました。

 彼女の人気は今なお高く、2020年には雑誌「ガンダムエース」(KADOKAWA)でパロディマンガ『アラサーOLハマーン様』(著:いわさきまさかず/原案:矢立肇、富野由悠季)の連載がスタートする始末。アパレル系メーカー「ネオジオン」の課長として働くアラサー敏腕OLのハマーン……そのような姿を見ることになるとは、放送当時にはニュータイプでも予見できなかったでしょう。

 それまでとのあまりの雰囲気の違いに試聴を断念してしまった人も多そうな『機動戦士ガンダムZZ』ですが、キャラクターの魅力は間違いなく、またその後に多種多様な「ガンダム」シリーズ作品が世に送り出されてきたことで、今ならあの軽妙さも楽しめるようになっているかもしれません。最後まで観ていないという人は、ぜひとも配信などで本作をチェックしてください。

(はるのおと)

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