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「生々しすぎてトラウマ」「ギャグがエグッ」衝撃展開の懐かし少女マンガ

マグミクス / 2024年8月30日 15時25分

「生々しすぎてトラウマ」「ギャグがエグッ」衝撃展開の懐かし少女マンガ

■ギャグがバイオレンス過ぎる

 恋愛を主なテーマとしていた懐かしの少女マンガのなかには、大人になっても記憶に残る驚きの展開を迎えたマンガがありました。少女マンガの枠を超え、読者に衝撃を与えた3作品を振り返ります。

※この記事にはマンガ『ふしぎ遊戯』『ぼくの地球を守って』『お父さんは心配性』のネタバレが含まれます。

●『ふしぎ遊戯』

 2024年8月に原画展が開催されるなど、連載開始から30年以上経った今でも多くのファンを魅了し続ける人気マンガ『ふしぎ遊戯』(作:渡瀬悠宇)は、主人公の女子高生「夕城美朱」が図書館で見つけた本「四神天地書」の世界に入り込み、冒険を繰り広げる物語です。

 ハードな展開で知られる本作の初期では、美朱を探して「四神天地書」に吸い込まれた親友「本郷唯」に降りかかる悲劇が有名です。本に入り込んだ直後、状況が飲み込めず混乱しているなか、彼女は暴漢に襲われてしまいました。物語の中盤で、実は未遂に終わっていたことが判明しますが、唯はまだ幼さの残る中学3年生という設定のため、残酷な展開にショックを受けた読者も多かったのではないでしょうか。

 また、『ふしぎ遊戯』では美朱が「朱雀の巫女」、唯が「青龍の巫女」となり、神獣の召喚をめぐって両者が対立し争います。巫女は「処女」が絶対条件のため、お互いの敵が美朱と唯の純潔を奪おうとする場面がたびたび描かれました。

 美朱が敵に捕まり襲われるシーンでは、服を破られ、胸をつかまれる姿が生々しく描写されており、少女マンガの読者層にはかなり刺激が強い内容だったといえるでしょう。

 さらに、戦闘が激しさを増す中盤以降は、多くの仲間が死んでいきます。特に、明るい性格で人気を集めた「柳宿」の死は、読者から今でも「大号泣して熱を出し、次の日は学校を休むくらい悲しかった」「人生の最推しが死んでトラウマ」といった声があがるほど、ショックを与える出来事でした。そのほか、仲間の家族が無残に殺される場面や、捕まった仲間が拷問を受ける場面などもあり、読み進めるのが苦しいと感じた読者も多かったのではないでしょうか。

●『ぼくの地球を守って』

『ぼくの地球を守って』(作:日渡早紀)は、前世の記憶を持つ7人の男女を中心とした、輪廻転生の物語です。

 主人公の女子高校生「亜梨子」は、偶然出会った同級生の「迅八」と「一世」から、ふたりが同じ前世の記憶を共有している事実を明かされます。交流を深めるうち、亜梨子も前世でふたりと同じ仲間である可能性が浮上し、3人はさらなる仲間探しを始めました。その過程で、亜梨子の断片的だった前世の記憶は徐々に鮮明になっていき、やがて、前世で起きたショックな出来事までも思い出してしまいます。

 亜梨子の前世の人格である女性科学者「木蓮」は、地球と異なる星で生まれ育ち、仕事の一環として6人の仲間とともに、月にある基地に赴任します。「子供の頃から憧れていた地球を近くで観察できる」と喜び、意気揚々と任務を遂行するなか、衝撃的な出来事が起こりました。

 同僚の男性科学者「紫苑」から、純潔と引きかえにある取引を提案された木蓮は、紫苑に好意を抱いていたため、悩んだ末に受け入れます。しかし、直前になって紫苑のうそが判明し、怒った木蓮は抵抗するも、紫苑に強姦されてしまうのです。

 この場面は木蓮と紫苑、それぞれの視点から描き分けられており、紫苑の目線では木蓮の裸や泣き叫ぶ表情が登場するなど、それまでほぼ性的な描写のなかった本作において、ショッキングな場面となっています。一方の木蓮の目線では、彼女の感情がメインとなっており、行為自体の描写はほぼありません。

 単なる暴行事件ではなく、実は両思いだったふたりのすれ違いが生んだ悲劇として描かれており、ストーリ上の重要なポイントのひとつとなっています。

●『お父さんは心配性』

 心配性の父親が引き起こすドタバタ劇を描いたギャグマンガ『お父さんは心配性』(作:岡田あーみん)では、主人公の「佐々木光太郎」が娘の「典子」を心配するあまりに、常軌を逸した行動を繰り返します。典子を守るため、殴る蹴るは当たり前、時には刃物を振り回し、毎回流血シーンのオンパレードです。

 典子がボーイフレンドの「北野」と遊園地へデートに出かけた回では、光太郎はふたりを邪魔するために、北野の額に釘を打ち付けて顔面を往復ビンタし、刃物で切りつけます。普通なら間違いなく警察沙汰の状況ですが、光太郎の蛮行に慣れている北野は、振り回された刃物をつかみ彼の眼に刺し返すほどの冷静さを見せています。

 また、典子が北野の見舞いに家を訪れた際には、光太郎が衰弱した北野を縄で天井から吊るし、火あぶりにしながらムチで打ったり、棒でつつき回したりと、やりたい放題の暴行を繰り広げました。

 さらに、激怒した北野の母親が光太郎の頭をフライパンで殴り、その衝撃で光太郎の目が取れて飛び出すという、およそ少女マンガとは思えない事態に発展します。このような流血シーンだらけのエピソードが続くため、一部の読者からは「ギャグを突き抜けた、勢いのある逸品。描ききった作者すごすぎる」「当時はゲラゲラ笑ったけど、今思い返すともはやホラー」「過激なギャグの聖典」といった声があがっていました。

(LUIS FIELD)

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