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『ワンピ』黄猿が「エッグヘッド編」で失ったものが多すぎる つらい状況に「もうやめてあげて」

マグミクス / 2024年8月31日 11時40分

『ワンピ』黄猿が「エッグヘッド編」で失ったものが多すぎる つらい状況に「もうやめてあげて」

■大切な人との戦い、そして死

『ONE PIECE(ワンピース)』で進行中の「エッグヘッド編」では、とてもたくさんの情報が明かされ、パンク寸前の読者もいるのではないでしょうか?

※この記事には『ONE PIECE』最新1124話の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

 特に「エッグヘッド編」では、「バーソロミュー・くま」のつらい過去が印象的です。ただ、このエピソードではもうひとり、悲惨な状況に陥っている人物がいました。それは海軍三大将のひとりで、「ピカピカの実」の能力者である「ボルサリーノ(黄猿)」です。

 普段のボルサリーノはひょうひょうとした態度で、心の内が読めないミステリアスな人物でした。しかし「エッグヘッド編」では、特に多くのものを失い、ボルサリーノを想う読者から「苦しすぎ」「涙が止まらない」との声があがっています。

 まずは、「戦桃丸」との戦いです。戦桃丸は、ボルサリーノを「おじき」と呼び慕ってました。ボルサリーノもベガパンクを守るための術(戦いかた)を教えるなど、かわいがっていた様子がうかがえます。

 しかし上からの命令で「ベガパンク」を消さねばならず、ベガパンクのボディーガードである戦桃丸と相まみえることになりました。その結果、ボルサリーノは、戦桃丸がしばらく動けないほどのダメージを与えなければなりませんでした。

 また、短い期間ではありますが、くまと「ジュエリー・ボニー」親子との交流もあったようです。くまがベガパンクの研究室にいる間、ピザを食べたりベガパンクの作業を手伝ったりする様子が描かれました。戦桃丸ほどの思い入れはなかったかもしれませんが、完全にくまの精神が消えてしまった姿はボルサリーノに、何かしらの影響を与えたのではないでしょうか。

 そして、「エッグヘッド編」でボルサリーノへ最もダメージを与えたのは、親友であるベガパンクを自らの手にかけたことでしょう。ベガパンクが海軍で働き始めた頃からお互いを知っており、とても仲の良い「親友」だったようです。仕事とはいえ、大切な親友を殺さなければならないとは、ボルサリーノの複雑な心境は計り知れません。

 これだけつらい出来事が重なりながらも、覚醒してでたらめに強くなった「ルフィ」と戦い、苦戦を強いられます。それに加えて五老星の護衛も担っているわけですから、海軍大将の責任の重さに驚きます。

 そして、麦わらの一味側の勢力によって、海軍はほぼ壊滅、五老星の護衛も満足にできないと、散々な状況に陥ります。

 ひと通り終わったあとに届いたサカズキからの通信にボルサリーノが出ると、サカズキはねぎらいの言葉をかけるどころか「甘エ仕事しとりゃせんじゃろうのう」と責任を追及しました。

 これにはさすがのボルサリーノも「親友を殺した事あんのかい」「疑うヒマァあんならよ てめえの目で見に来いやクソガキ!!」と心の内を叫びます。普段あまり感情を表に出さないボルサリーノの涙の訴えは多くの読者が胸を打たれました。

 このつらすぎる出来事から、一部のファンからは「ボルサリーノも海軍抜けそう」という意見もあがり始めているようです。ここまで非道な命令を出しておいて責任を迫る海軍に嫌気が差し、今後、海賊の味方になる、という展開もあり得そうな雰囲気です。ボルサリーノは、新たな決断を下すのでしょうか?

(マグミクス編集部)

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