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【漫画】母宛の闇金からの電話を父がとり、家庭内は地獄に 40歳が子供時代を振り返る「貧乏とは何か」【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年9月10日 20時50分

【漫画】母宛の闇金からの電話を父がとり、家庭内は地獄に 40歳が子供時代を振り返る「貧乏とは何か」【作者インタビュー】

■「貧乏」とは、単純にお金がないことだけではない?

 子供の頃、母が借金を抱えていた吉田貴司さん(@yoshidatakashi3)。自宅には返済を催促する電話が頻繁にかかってきました。ある日、借金の存在を知らない父が返済催促の電話を対応します。すると、父の様子が激変して…。

 吉田貴司さんが『「貧乏とは何か」に気づいてしまった子ども』としてX(旧:Twitter)に掲載した『40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと』が話題です。いいね数は1.2万を超えており、読者からは「分かります! 金持ちはケチとよく親に言われましたが、やりくりを知っているのだと気付きました」「やりくりできない、適応できない、見栄を捨てられないって本当につらいですよね。大切な家族ならなおさら」「うちもこんな感じでした。親を恨んではいませんが、二度と貧乏な暮らしはしたくないです」などの声があがっています。

 吉田貴司さんは漫画家として活動しています。実写ドラマ化もされた作品『やれたかも委員会』全5巻(電書バト)や、月刊少年マンガ雑誌「ゲッサン」(小学館)で連載中の作品『中高一貫!!笹塚高校コスメ部!!』既刊6巻などが発売中です。今回は、タクシー運転手の父親と、浪費家気味の陽気な母親との暮らしを描いた自伝的エッセイマンガ『40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと』(幻冬舎)の第5話の紹介です。

 作者の吉田貴司さんにお話を聞きました。

ーー本エピソードは吉田さんのエッセイマンガ『40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと』(幻冬舎)に収録された一幕でした。普段の漫画家としての活動から枠を広げて、エッセイマンガを描くことになったきっかけなどがあれば教えて欲しいです。

 ある年の年末、財布を見ると2050円しかなくて、何とかマンガでお金を稼げないかと思い、ふと見つけたnote主催第二回「#コミックエッセイ大賞」に応募しようと思いました。1ページ完結型にして、毎日Xにアップして同時にフォロワーも増やそうという作戦を立てました。

 どんなエッセイを描こうかと考えたときに、たまに飲み屋の仲間内で子供の頃の話を話すと、割と反応がいいことを思い出し、父親のことを描くことにしました。そのコミックエッセイ大賞で見事10万円をゲットし、何とかその年を越すことができました。めでたしめでたし。

 そのときに出版社の方に声をかけていただき、本にしようかという話になり、でき上がったのが今回の新刊です。ぜひ読んでみて下さい。自信作です。よろしくお願いいたします。つまりきっかけはお金ですね。(ちなみにフォロワーはひとりも増えませんでした。)

『やれたかも委員会』の作者が幼少期を振り返ったコミックエッセイ『40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと』著:吉田貴司(幻冬舎)

ーーSNSに投稿された本エピソードには、多くの声が寄せられていました。読者からのコメントで特に印象に残ったメッセージなどはありますか?

「私の家も同じだ」というコメントが結構多かったことに驚きました。自分の家は特別だとは思ってなかったですが、同世代的によくある光景を描いたのかもしれません。

ーー実のお父様をマンガのキャラとして作成するのは普段はない経験だったかと思います。キャラのデザインを考える際に苦戦したこと、こだわったことなどがあればお教え下さい。

 気持ち悪くなってもかっこよくなってもいけないなと思いました。善人でも悪人でもないおっさん。結構難しかったです。

(マグミクス編集部)

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