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原作者が“改変”を許可も 2024年放送の夏ドラマで原作と「違った」部分とは?

マグミクス / 2024年9月4日 21時10分

原作者が“改変”を許可も 2024年放送の夏ドラマで原作と「違った」部分とは?

■夏はミステリー系の実写化が多かった?

 マンガやアニメの実写化といえば、「作品のイメージと違う」と否定的な意見があがりがちです。そして地上波ドラマでも毎クール数作品はマンガを原作にしたものが放送されます。すでに最終回を迎えたり、最終回目前だったりするなか、視聴者からはどんな評価がなされているのでしょうか? この記事では夏放送のドラマから2作品を取り上げます。

●『降り積もれ孤独な死よ』

『降り積もれ孤独な死よ』は、同名マンガ(原作:井龍一/マンガ:伊藤翔太)を原作とした作品です。本作は、とある屋敷で13人の子供の白骨遺体が見つかり、その事件の真相を刑事である主人公「冴木仁(演:成田凌)」らが紐解いていくサスペンス作品です。

 毒親や、虐待など、観ていてつらい描写も多いですが、それ以上に毎話変化するストーリー展開に驚かされます。

 ドラマ冒頭のナイフを持った血まみれの少年など、原作マンガにはなかった要素がいくつかあったものの、その要素が加わったことで物語に深みが増していました。そもそも原作マンガは未完結ということもあり、原作者である井龍一先生に「存分にオリジナルの展開にして下さい」と原作改変の許可も得ていたようです。

 日本テレビ系日曜ドラマ枠にて放送中の『降り積もれ孤独な死よ』は、9月8日(日)で最終回を迎えます。、動画配信サイト「hulu」では過去話もすべて配信中のため、振り返りつつ、最終回を楽しめそうです。

●『そんな家族なら捨てちゃえば?』

『そんな家族なら捨てちゃえば?』は、同名マンガ(著:村山渉)を原作とした作品です。

 主人公の女子高校生「篠谷一花(演:岩本蓮加)」の家では、物心ついたときから異様なルールがあります。それは父親「令太郎(演:竹財輝之助)」が家中に張り巡らされた黄色のテープを越えて生活してはいけないというものでした。このテープにはいったいどんな秘密が隠されているのでしょうか?

 ドラマ版は原作マンガをもとにしたパラレルワールドとなっており、原作にはない「双子」などの設定が追加されています。すでに第5話で判明している「テープの秘密」とともに、動画配信サービス「TVer」で振り返り、最終回を待つのはいかがでしょうか。

『そんな家族なら捨てちゃえば?』は、関西テレビ放送にて毎週木曜深夜0時25分より放送中です。9月5日放送の第6話では新たな事実も明かされるようです。いったいどんな秘密が待ち受けているのでしょうか?

(LUIS FIELD)

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