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予告で「やり過ぎ」と自虐も もはや「スケジュール心配」な山崎賢人の多彩な実写版キャラ

マグミクス / 2024年9月12日 11時55分

予告で「やり過ぎ」と自虐も もはや「スケジュール心配」な山崎賢人の多彩な実写版キャラ

■出演作品を振り返ると「役者としての器用さ」を実感?

 花沢健吾さんが手がけたマンガ『アンダーニンジャ』が、実写映画化され2025年1月24日に公開されることが決まりました。主演が山崎賢人さんであることも発表され、これまで数々の実写化作品を演じているために、ネット上では「さすがに実写版のキャラ多すぎない?」「スケジュール心配なんだけど」などの声もあがっています。

 最近の作品でいえば、山崎さんは2024年1月に公開された映画『ゴールデンカムイ』の主人公「杉元佐一」を演じて話題になり、続編の『連続ドラマW ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』も2024年10月6日より放送予定です。

 マンガ実写化の映画、ドラマにだけでも数多くの作品に出演しているため、「どのキャラが最も好き?」と問われると、甲乙つけがたい人も少なくないでしょう。今回は映画作品から、適役と評判だった実写化映画振り返ります。

●『キングダム』信

 累計発行部数1億部を突破した原泰久さんによるマンガ『キングダム』は、これまでに4作の実写化映画が公開されました。2019年の『キングダム』から始まり、2022年『キングダム2 遥かなる大地へ』、2023年『キングダム 運命の炎』、そして、2024年7月公開の最終章『キングダム 大将軍の帰還』と続いています。

 かつて一度も統一されたことのない春秋戦国時代の中国大陸を舞台に、山崎さん演じる苛烈な戦乱の世に生きる秦国の奴隷の少年「信」が、大将軍になり天下に名を成すことを目指すというものです。

 映画1作目の公開後は賛否が分かれたものの、山崎さんの演技に対して「迫力がすごすぎる」「配役がぴったり」といった好評の声も少なくなく、特に最終章の『大将軍の帰還』になると、「回が増すごとに貫禄が出て、最終章は最高にかっこよかった」「改めて山崎賢人が素晴らしい俳優と再認識させられた」「どんどんアクションがレベルアップしていく」など称賛の声が目立ちました。山崎さんがもっとも長く演じているキャラで、代表作と言えるでしょう。

●『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』東方仗助

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』ポスタービジュアル (C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 今も「ウルトラジャンプ」でシリーズが続くマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』(作:荒木飛呂彦)も、2017年に第4部の実写版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が公開されました。

 最終的な興行収入は9億2000万円となり、成功したとは言い難い結果で、やはり同作を観た人の評価としても賛否の否にあたる感想も少なくありません。

 しかし、擁護派も一定数おり、主役である「東方仗助」を演じた山崎さんに対し、「仗助の優しい面を見事に表現できている」「誰がやっても難しい役なのに、よく最後まで演じ切ったと思う」「普通にしっくりきた」「顔にクセがないからあの髪形(リーゼント)もジョジョの世界観にもハマる」と、評価する声が出ています。

 ちなみに、公開から時が経ち、SNS上で「#どんなに酷評されても擁護してきた映画」というハッシュタグが流行ると、同作の名を挙げて「言うほど悪くない」と改めて推す人も相次ぎました。

●『斉木楠雄のΨ難』斉木楠雄

映画『斉木楠雄のΨ難』キャラクタービジュアル (C)麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会

 麻生周一さんの代表作であるギャグマンガを実写化した映画『斉木楠雄のΨ難』において、山崎さんは主人公である超能力者「斉木楠雄」を演じています。公開前の特報動画で「予告編をご覧のみなさま、いま、『山崎賢人実写やりすぎじゃね』と思いましたね」と、斉木として自虐的なナレーションを務めたことでも話題になりました。

 山崎さんは無表情のままモノローグで淡々としゃべる超能力者の斉木を演じ切り、ネット上では「普通に斉木で笑った。見た目も原作から出てきたくらいに同じ」「稲川淳二さんの怪談を聞いてガタガタ震えるシーンは最高だった」「照橋(演:橋本環奈)さんの妄想のなかの斉木もうまい」と、コメディに徹した演技の評価も高いです。公開時の舞台挨拶では、山崎さんは「転機のような作品」と同作を振り返っています。

 取り上げた3作以外にも、小説家である夢枕獏さんの人気シリーズを実写化した『陰陽師0(ゼロ)』や、お笑い芸人の又吉直樹さんが手がけた小説の実写化映画『劇場』など、アニメ原作以外の作品にも出演しています。実写化のキャスティングに欠かせない存在となった山崎さんは、今後どのような作品に出演するのか、目が離せません。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」

(LUIS FIELD)

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