【漫画】「私がしっかりしなくちゃ」子供をガミガミ叱っていた母、ハッとした理由とは？【作者インタビュー】

■「完璧主義」だった自分への気付き

　自分が完璧主義者だったと気付いたきっかけを描いたマンガ「私がしっかりしなくちゃ病」が、Instagramで多数のいいねを集めて話題となっています。

　おやつを欲しがったり、ゲームを止められなかったりする子供たちをガミガミと叱る母。それは「しっかりと子供をしつけないと！」という思いからの行動でした。しかし、ふと「私は何のために頑張っているんだろう？」と疑問を抱き……。読者からは、「私もそうです」「共感しました」「素敵な考え方ですね」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、イラストレーターのいまじさんです。Instagramで子育てに関するマンガを発表しています。いまじさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーどうして、このエピソードをマンガにしようと思ったのですか？

　子育てに悩んでいたときは、「なんでも自分でやらなきゃ」と自分を追い詰めていました。でも、「子育てって、もっと周囲に頼ってもいいんだ」と気付けました。自分の周りにも同じように悩んでいる方がいたので、「少しでも気持ちが楽になればいいな」と思って描きました。

ーー自分が「完璧主義」だと気付いてから、自分自身の考え方は変わりましたか？

　変わりました！　「人は変わらないから、自分の気持ちを変えるしかない。人に期待しない、自分も無理しない」と思えるようになって、気が楽になりました。

ーー自分の考え方を変えることは大変だと思います。変わっていく過程で、苦しみはありましたか？

　ありました。変わらないんですよね、自分の考えが。なので、毎日苦しくなったら「人に期待しない」と唱えていました。変われたと思えるまで、約3年かかりました。

ーー作品について、どのようなコメントが寄せられましたか？

　共感して下さる方が多く、「自分も完璧主義です」という声をたくさんいただきました。同じ悩みを抱えつつ、子育てを楽しもうとしている方も多かったことが印象的です。

ーー今後の創作活動で、取り組んでいきたいテーマはありますか？

「子供への声かけ」のテーマについて、さらに深めていきたいと思います。

（マグミクス編集部）