【漫画】整形美人と天然美人、それぞれの苦しみとは？「めっちゃ分かる」「刺さった」【作者インタビュー】

■ふたりの「美人」の物語が尊い

　女の子らしい、かわいいファッションやメイクが似合う美人の姫咲さんは、「王子」と呼ばれるボーイッシュな美人の天王寺さんが嫌いです。なぜなら彼女は努力の必要のない、「生まれつきの美人」だから。整形した美人と、生まれつきの美人がそれぞれ抱える苦しみとは……？

　漫画家の朝比奈ショウさん（@shoasahina___）による創作マンガ『｢かわいい｣は、ときどき苦しい。』がX（旧：Twitter）で公開されました。読者からは「好き」「泣けた」「めっちゃ分かる」「尊い」「ふたりとも美しい」「美しさとは何なのかを考えさせられた」「続きが読みたい」などの声があがり、投稿には6.1万いいねの反響が集まっています。

　作者の朝比奈ショウさんに、お話を聞きました。

ーー今回の物語には、整形した女の子が登場します。このテーマでマンガを描こうと思った理由を教えて下さい。

　女性にとって切っても切り離せない「美醜」「ルッキズム」の問題を、少しでも希望が見いだせる形で表現できたらいいなと思い、この題材を選びました。

　特に「整形」をする人が珍しくなくなってきている現代において、偏見による生きづらさを抱える多くの人に届いてほしいという気持ちもあり、今作に至りました。

ーー姫咲さんと天王寺さんそれぞれが抱える悩みが丁寧に描かれており、心に響きました。マンガを描くうえで特に力を入れたことや、心がけたことなどはありますか？

　マンガである以上、フィクションには違いないのですが、そのなかでもリアルなキャラクターの心情をできるだけ丁寧にセリフや表情に込めて、読む人の心に響くようにこだわりました。

『強ガール』全5巻が発売中（マイクロマガジン社）

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　実際に整形をされた方からのコメントが心に残っています。

ーーこれまで発表されたほかの作品について、ご紹介いただけますか？

『強ガール』（全5巻）をご紹介します。見た目は強いけど中身は普通の女の子が主人公です。誰もが抱える悩みや葛藤を「強がりながら」懸命に乗り越えるキャラクターたちに勇気づけられる作品です。

（マグミクス編集部）