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『ドラクエ12』はアクション化すべき? それとも古き良きコマンド選択式であるべき?

マグミクス / 2024年10月3日 21時55分

『ドラクエ12』はアクション化すべき? それとも古き良きコマンド選択式であるべき?

■「ドラクエ」はアクションRPG化すべき?

 2024年11月14日に発売が迫りつつあるHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に期待感が高まるなか、シリーズファンが待ちわびているのが『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』(以下、ドラクエ12)です。

『ドラクエ12』は2021年5月に制作発表以来、しばらくは進展がありませんでしたが、直近の「ドラクエの日」である2024年5月27日には、堀井雄二さんが鋭意開発中である旨を発表しました。まだ時間はかかりそうなものの、しっかりと開発が進んでいることが明らかになりました。

 とはいえ、『ドラクエ12』はまだほとんど情報が出ていません。ストーリーなども気になりますが、特に注目が集まるのはバトルシステムです。

「ドラクエ」といえば、古き良きターン制のコマンド選択式バトルが特徴です。しかし、『ドラゴンクエストX』ではバトルにアクション要素があるほか、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』ではフリー移動システムが採用されており、ただ眺めているだけのバトルから変化しつつあります。

 昨今はRPGのアクションゲーム化が著しく、ドラクエに並ぶ「ファイナルファンタジー」シリーズはほぼアクション化しています。『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズは基本がアクションでコマンド選択式バトルの要素を付け加えたものであり、『ファイナルファンタジーXVI』に関しては完全なアクションRPG化を達成しているのです。

 こうなると、「ドラクエ」もそろそろ転換点を迎えてもおかしくありません。果たして、『ドラクエ12』はいったいどうなるのか? アクション化するべきか、あるいはコマンド選択式であるべきか。それぞれのメリット、デメリットから考察します。

 まずはコマンド選択式ターン制バトルの長所を考えましょう。何といっても「たたかう」や「じゅもん」を選ぶだけなので、とにかく分かりやすい。アクションと違って、操作技術や反射神経などのプレイヤースキルに依存しないので遊びやすいですし、何よりこれこそ「ドラクエらしい」といえます。

 とはいえ、コマンド選択式ターン制バトルにもデメリットはあります。まず、敵味方が順番を待って戦うのはリアルなグラフィックになるほどおかしな光景になってしまいます。また、コマンド選択式では雑魚戦が単調になりやすいですし、戦略性を増すには複雑なシステムを導入せざるを得なくなります。

■時代の流れに抗うにはアクション化は必須?

前作となる『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』は、コマンド選択式ターン制バトルであった。ただ、フリー移動システムがあったように、変化が起こる可能性はありそう。

 続いては、アクション化のメリットを考えましょう。やはりアクションゲームになると、強い手応えがあります。ただ雑魚敵をなぎ払うにしても、命令して見ているだけなのと、自分でボタンを押して実際にキャラクターが動くのでは臨場感が段違いです。

 また、過去のゲームは技術上の制約で仕方なくそうなった側面があります。RPGもそう表現せざるを得なかったからコマンド選択式ターン制バトルになっていたのであって、技術的に可能であれば、オープンワールドやリアルタイムバトルに進化するのが自然なわけです。

 もちろん、アクション化のデメリットも存在します。ゲームそのものの難易度にもよりますが、敵の攻撃に反応する反射神経が必要になってきたり、さまざまなボタンを活用していろいろな行動をとったりしなければならないなど、アクションゲーム化すると複雑になるのは避けられないでしょう。

 ストーリーだけ楽しめる低難易度を用意したり、あるいは『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズのようにコマンド選択式バトルに切り替えられたり、もしくは『ファイナルファンタジーXVI』のように好きな部分をオート化できるシステムなど、それ相応の救済措置が必要になってきます。

 このように、コマンド選択式ターン制バトルも、アクション化するバトルも一長一短です。果たしてどうなるべきでしょうか。

 この答えは、やはり「ユーザーがどう受け入れるか」にあるのではないかと考えます。つまり、ユーザーが「分かりやすさ」を取るのであればコマンド選択式ターン制バトルが適切で、一方「より強い刺激」を求めるのであればアクション化するべきだと思えます。

「ドラクエ」のファンは、年齢層は比較的高めだと考えられるので、前者が求められている可能性は高いと考えられます。また、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』ではあえてオールドスクールなスタイルを採用している場面がしばしばあるため、制作陣が「『ドラクエ』とはこういうものだ」と解釈している可能性も高そうです。

 とはいえ、ゲーム業界は非常に進歩の早い場所です。古き良きゲームが時代に置いていかれていく可能性はどうしても否めず、ゆえに「ファイナルファンタジー」シリーズはアクション化に踏み切ったのでしょう。

 読者の皆さんは、『ドラクエ12』がどう進化すべきだと考えますか?

『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』:
(C)2021 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』:
(C)2017, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

(すすだま)

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