「こんなのガンダムやない!」→外装パージしたら「ガンダムや!」と驚愕&納得したMS
マグミクス / 2024年10月9日 6時35分
■見知ったモビルスーツだけど、その中身は…
「ガンダム」と呼ばれる「モビルスーツ(MS)」の特徴を聞かれたら、多くの人はトリコロールカラーで額にはVの字型をしたアンテナがあり、人間の目のようなツインアイの機体を想像することでしょう。しかし、なかには一見してとてもガンダムには見えない、けれどもしっかりガンダムだといえる機体も存在しています。
●「ZGMF-MM07 ズゴック」 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
記憶に新しいところでいえば、2024年1月に公開され歴代ガンダム映画の最高興行収入記録を塗り替えた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する「アスラン・ザラ」が乗る「ズゴック」でしょうか。作中では、精神操作を受けて窮地におちいった主人公の「キラ・ヤマト」とその「ライジングフリーダムガンダム」を助けるために登場します。
同機はシリーズ1作目『機動戦士ガンダム』にて、「赤い彗星」こと「シャア・アズナブル」が連邦軍基地「ジャブロー」へ潜入する際に搭乗した、「ジオン軍」の水陸両用MS「MSM-07S シャア専用ズゴック」を連想させる姿です。アスランもまた「赤い機体」を乗り継いできたパイロットであり、加えて身を隠すためのサングラスや偽名など、シャアと共通点があります。
機体の姿は偽装されていてガンダムに見えませんが、その正体は「インフィニットジャスティスガンダム弐式」でした。その驚くようなギミックに上映当時には「インフィニットジャスティスガンダム弐式はどうやって入ってたんだ」「構造的に肩とかどうやって収納してるの?」と疑問の声があがっていました。
●「AGX-11 オーヴェロン」 『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』
『機動戦士ZZガンダム』と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のあいだを描くマンガ作品『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』(原案:矢立肇、富野由悠季/脚本:海冬レイジ/作画:葛木ヒヨン)で、主人公機として登場する「オーヴェロン」も、ガンダムタイプの素顔を隠した機体です。
「白のグリモア」とも呼ばれるオーヴェロンは、『機動戦士Zガンダム』に登場した「パプテマス・シロッコ」が、同作で描かれた「グリプス戦役」の後の時代を見据えて設計した機体で、シロッコの遺志を宿した高校生「マシロ・オークス」が乗ります。
グリプス戦役が終結したのち、アナハイム・エレクトロニクス社に身を寄せた技術者の「トニオ・マンハイム」が、同社の協力によってガンダムタイプの見た目をした機体に仕上げ、同じくシロッコが設計した「PMX-003 ジ・O」を白くしたような増加装甲で偽装が施されました。前日譚『機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE』を含めた作中でも「シロッコのガンダム」などと呼ばれています。
またフルアーマー仕様の「オーヴェロン3号機」には「フルアーマー・&(アンパサンド)ガンダム」の別名も付けられています。
■設定の変遷で「ガンダム」になったMS
ペーネロペーのフライト・フォーム(飛行形態)。もはやガンダムの面影ナシ「HG 1/144 ペーネロペー」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
●「RX-104FF ペーネロペー」 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する「ペーネロペー」は、前掲の2体よりは多少なりともガンダムタイプに見える外見をしているものの、かなり特殊な経緯をたどった機体です。同機は地球連邦軍中尉「レーン・エイム」が搭乗し、テロ組織「マフティー」のリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」こと「ハサウェイ・ノア」のMS「Ξ(クスィー)ガンダム」と激しい姉妹機対決を繰り広げます。
ガンダムというより怪獣やドラゴンにも見える、やや異形な外見をした機体です。同機は「RX-104 オデュッセウスガンダム」が飛行用の「FF(フィックスド・フライト)ユニット」を装備した姿で、中身のオデュッセウスガンダム自体はわりと標準的なガンダムの姿をしています。
ところが、原作小説(著:富野由悠季)が刊行された時点ではオデュッセウスガンダムの設定が存在せず、作品によってはガンダムじゃないMSとして扱われていました。その後、年月を経て中身のオデュッセウスガンダムが誕生するなど設定が変遷し、ガンダムとして扱われるようになったようです。経緯を考えると「実はガンダムだった」というより「ガンダムになったMS」というべきかもしれません。
作品によってガンダムの定義が違うこともあり、まだまだほかにも外見の特徴はガンダムではなくても、作品内ではガンダムとして扱われている機体もあります。反対に特徴がガンダムであっても、設定上ではガンダムではない機体もあるので、そうした変わり種を探してみるのも面白いかもしれません。
(LUIS FIELD)
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