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【2020年春アニメ】『神之塔』…謎も魅力も大量に押し込めた、濃度120%の第1話

マグミクス / 2020年4月7日 8時10分

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■欲望渦巻く塔に挑む少年の成長を描く、大長編ファンタジー

 主人公・夜が、彼にとって救いともいえる存在、少女・ラヘルを追い求め、謎に満ちた「神之塔」へと挑む長編ファンタジーアニメ『神之塔-Tower of God-』の第1話が2020年4月1日(水)に放送開始しました。LINEマンガで連載されている原作マンガは430話を突破。大長編の名にふさわしい本作がですが、ストーリー全体をまとうミステリアスな雰囲気が、どのように映像化されるのかという点も、ファンの期待を集めています。

 ついに始まった第1話ですが……、はい。筆者はアバン(オープニング前のプロローグシーン)で完全にやられてしまいました。謎めいた雰囲気を飾るのにふさわしい、早見沙織さんのナレーション。異形の怪物、異種族、中世から現代、近未来まで時代背景が見えない服装に身を包む登場人物。次々と場面展開したあとに、突然耳に届く大塚芳忠さんの、重く響くような声による問いかけ。

 たった2分弱なのに、情報量とにかく多く濃厚です。これだけでストーリーの奥行きの深さを十分に感じられます。なめらかなアニメーションは、原作マンガ『神之塔』で見逃せない戦闘シーンへの期待も高まるばかり。この2分だけで、作品への期待値は十分高まってしまいました。

 そして冒頭で高めた期待感を受け継ぐように、1話はかなりスピーディに展開していきます。何も覚えておらず、暗がりの底で生きていた夜。自分の支えでもあったラヘルと別れ、彼は彼女を追う形で図らずも謎多き塔に入り込んでしまいます。そこで出会った異形の存在・ヘドンから提示された試練を受けるために課された、強大な怪物の試練。そこへ現れて夜に手を貸してくれる、謎の美女・ユリと「案内人」と名乗る小柄な男性・エヴァン。

 突然の別れと出会いが、ぎゅっと凝縮されたストーリーは、かなり疾走感がありました。緊張感のあるBGMと血なまぐさい戦闘描写も、視聴者の気持ちをあおります。要所要所の情報はしっかり出しつつ、この速さ。大長編の原作ストーリーを、アニメではかなりの話数まで進めてくれるのではと、今からワクワクしてしまいます。

 1話でぎゅうぎゅうまで押し込めた謎展開は、2話以降一気に広がりを見せます。塔の秘密はもちろん、登場人物も加速度的に増えてくるので、この春は楽しみが尽きそうにありません。

(サトートモロー)

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