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もうタイトルからして「地上波いいんすか?」 衝撃的内容だった2024夏ドラマ

マグミクス / 2024年10月14日 20時10分

もうタイトルからして「地上波いいんすか?」 衝撃的内容だった2024夏ドラマ

■先の読めない展開に沼ってしまう

 約50作品が放送された2024年夏クールのドラマは、ハラハラ(もしくはドキドキ)する展開や、狂気的な演技を披露した役者によって注目を集めた作品もあります。今からでも配信で最新話まで視聴できる、衝撃的で面白い作品を振り返りましょう。

●『初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~』

 元乃木坂46の樋口日奈さん主演で、DMM TVにて独占配信されているドラマ『初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~』は、横馬場リョウ先生の同題マンガが原作です。

 主人公「財前穂波(演:樋口日奈)」は、夫「俊一(演:芳村宗治郎)」の不倫に気付き、ショックを受けます。そして、偶然出会った既婚者の隣人「時松千尋(演:佐伯大地)」に恋心を抱くようになり、「平穏な日々を取るか」「新しい恋を取るか」の選択で葛藤する、という物語です。

 同作は穂波が嫌悪感を示していた不倫に対して復讐するのではなく、受け入れてしまうといった予想外の展開が序盤で描かれ視聴者を驚かせました。第2話では、俊一が穂波に不倫を謝罪したにもかかわらず、再び穂波を裏切ります。穂波は友人に相談し自分の気持ちを整理した後、帰宅してすぐに俊一の上に跨り濃厚なキスをする場面が描かれました。

 物語中盤までは不倫を許していたように見える穂波ですが、第9話で急展開を迎え、穂波は俊一に離婚を切り出します。そして、離婚したくない俊一が穂波の両手を自分の首に当て、「穂波のせいで俺死ぬよ?」と首を絞めさせようとするシーンが登場しました。

 口元に笑みを浮かべながら死ぬと脅す俊一に、ネット上には「不倫しといて離婚されそうになったら死のうとするなんて救いようがなさ過ぎる……」「サイコパス過ぎ」と、嫌悪感をあらわにする人の意見も見受けられました。ただ、同作は主人公の心情が繊細に描かれてもおり、観ると思わず感情移入してしまう作品です。

●『サバエとヤッたら終わる』

 早坂啓吾先生の同題マンガが原作で、Netflixにて独占配信されているドラマ『サバエとヤッたら終わる』は、濱田龍臣さんと沢口愛華さんがW主演している大学が舞台の「ラブエロコメディー」です。

 フットサルサークルのマドンナ「桜井美波(演:進藤あまね)」に恋する主人公「宇治(演:濱田龍臣)」は、サークル仲間のサバエこと「鯖江レイカ(演:沢口愛華)」に恋愛相談する日々を送っています。そのような宇治がサバエのグラマラスな身体と下ネタに惑わされながらも、桜井さんと結ばれるため、一線を越えてはならないと理性を保とうと奮闘する物語です。

 同作はコメディー要素が強く、宇治とサバエの掛け合いや宇治のひとり芝居に思わずクスッとなる場面が多数登場します。また、サバエの胸元をアップにしたシーンや、サバエがサークルの飲み会で同級生へ「アウト」な行動をする場面もありました。

 第6話ではサバエたちから宇治の飲み会での失敗談を桜井に話されそうになったり、宇治が桜井を尾行しているのがサバエにバレたりと、宇治の恥ずかしい場面が描かれます。終盤以降では飲み会での失敗談を先輩からもいじられ、このような宇治の姿に青春時代の甘酸っぱい思い出がよみがえったのか、視聴者のなかには、共感性羞恥心を抱いてしまう人もいたようです。

 その同作に対しては、「バカバカしくてめっちゃ笑って観れた。とにかく主演ふたりの相性がめちゃくちゃ良かった」「奔放なサバエと煩悩に翻弄される宇治くん。濱田さんはやらしい笑い方もしっかりいやらしくてウケました」などの声が出ています。原作のように、心地いいテンポ感で行われる濱田さんと沢口さんの掛け合いに注目の作品です。

■目が笑ってない松本まりかが怖すぎる

ドラマ『夫の家庭を壊すまで』ビジュアル (C)HykeComic/Amuse (C)「夫の家庭を壊すまで」製作委員会

●『夫の家庭を壊すまで』

 U-NEXTなどで配信中のドラマ『夫の家庭を壊すまで』は、LINEマンガで配信と同時に総合ランキング1位を獲得した赤石真菜先生の同題マンガが原作です。同作には、残虐描写や女性同士の心理戦が描かれており、なかには目を背けたくなるほど過激な場面が登場します。

 純愛だと信じていた夫に15年間も裏切られていた妻「如月みのり(演:松本まりか)」が、離婚だけでは済まさないと決意し、夫「如月勇大(演:竹財輝之助)」と、その不倫相手「三宅理子(演:野波麻帆)」に復讐を仕掛けていく物語です。

 この作品は、松本さんの狂気を感じさせる演技が話題となっており、オープニングの家族写真に笑顔でナイフを何度も突き刺すみのりの姿に、多くの視聴者が恐怖を感じたことでしょう。

 第2話では、みのりの妄想のなかで、みのりがはさみを勇大の胸に突き刺し、彼が吐血するという場面が描かれました。この地上波ドラマとは思えないほどの残虐描写に対し、「まだ2話なのに……」と驚きの声があがりました。

 ほかにも、第8話でみのりが突然自分の腹をフォークで刺したり、最終話の冒頭で義母に包丁で刺されそうになったみのりをかばうために、勇大が両手で包丁をつかみ血だらけになるシーンが登場したりと、思わず目を背けたくなる場面がたびたび出てきます。

 同作については、ネット上で「本当に狂った演技! これくらい感情露わな方が人間らしくて面白かったです! 松本まりかさん演技すご過ぎ」「泣きながら笑ったりキレたり、松本まりかさんはどんな表情でも狂えるからほんとにすごい」などと松本さんの表現力が絶賛されており、狂気の演技が注目の作品です。

(LUIS FIELD)

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