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新アニメ『新サクラ大戦』はゲーム未プレイでも楽しめる? 抜群のバランス!

マグミクス / 2020年4月8日 19時10分

新アニメ『新サクラ大戦』はゲーム未プレイでも楽しめる? 抜群のバランス!

■独立したアニメとしても楽しめる『新サクラ大戦』

 2020年4月3日(金)よりTVアニメ『新サクラ大戦 the Animation』の放送が始まりました。2019年に発売されたプレイステーション4用ソフト『新サクラ大戦』を未プレイの方や、これまで「サクラ大戦」シリーズに触れてこなかった人にとっては、「楽しめるのだろうか?」という疑問があるかもしれません。

『新サクラ大戦』の舞台は大正時代をモデルとした太正三十年の「帝都・東京」です。ヒロインの天宮さくら(CV:佐倉綾音)を代表とする「帝国歌劇団・花組」は、劇場で芝居や歌唱などの舞台を公演する傍らで「降魔」と呼ばれる魔物を撃退する役割を持ち、緊急時には「帝国”華撃”団」となって出撃、帝都を護る使命を持っています。

 アニメ版『新サクラ大戦』は、ゲーム版に続く物語。「帝国歌劇団・花組」を率いる神山誠十郎(CV:阿座上洋平)は欧州での任務にあたっていました。その一時帰国の際、莫斯科(モスクワ)華撃団を襲った悲劇からの唯一の生存者、クラーラ(CV:和多田美咲)と呼ばれる少女を「帝国歌劇団・花組」に紹介するところから物語は始まります。

 クラーラはアニメ版で初めて登場した、オリジナルのキャラクター。ですが、アニメのストーリー自体はゲーム版の後の物語なだけに、ゲームを未プレイでは視聴への敷居が高いように感じられるかもしれません。

 アニメ版『新サクラ大戦』は劇中の”ショウ”や、主人公たちが用いる搭乗型兵器「霊子戦闘機」でのCG戦闘シーンが作り込まれており、これまでのストーリーを知らない人や、「サクラ大戦」シリーズに触れたことがない方でも楽しめるよう作られていることが特徴です。

 一方、初代『サクラ大戦』からの往年のファンだからこそ分かる演出やカットなども散見することができます。紐解いていけば、オリジナルまで辿りつく細かな設定もが隠されています。

 両者が満足できるバランスの良さは、初代から今作までシリーズ全体の原作を務める広井王子さんの手腕によるものでしょう。

「サクラ大戦」シリーズの代名詞とも呼べるOPテーマ曲『檄!帝国華撃団<新章>』の歌詞になぞえるのであれば、往年のファンの目線からは”夢は蘇る帝国華撃団”、アニメから鑑賞を始める人にすれば”新章(あらた)なる 帝国華撃団“と言ったところでしょうか。

 キャラクターの会話や演技の節々から、物語の前後を把握することもできます。アニメをより楽しむためにも、ゲーム版『新サクラ大戦』のプレイを検討する方も増えていくのではないでしょうか。

(マグミクス編集部)

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