「登場人物全員クズ？」 24秋のマンガ原作深夜ドラマの鍵は「離婚」？

■初対面で「離婚」を申し出？

　今夏のドラマが終了し、秋の新作ドラマが続々と放送されはじめています。作品ラインナップのなかには、話題のマンガを原作とした実写ドラマもあり、深夜枠では「離婚」をテーマにした作品が注目を集めています。

●『離婚後夜』

『離婚後夜』（原作：＊あいら＊）は、LINEマンガで4000万PVを突破した同題マンガを原作に、10月12日深夜26時30分よりテレビ朝日で、ABCテレビでは翌13日深夜24時10分から放送開始予定の実写ドラマです。

　夫の不倫現場を目撃した小説家「香帆（演：久保田紗友）」が離婚を決意し、行きつけのカフェで働く大学生「伊織（演：佐野晶哉）」と恋に落ちるというあらすじで、年下大学生とのピュアな恋愛模様が描かれます。

　徐々に距離を縮めていく香帆と伊織の恋愛模様や、元夫との関係性など見どころ満載です。また、佐野さんは連続ドラマ初主演で、作中では原作にも登場する甘いセリフを披露することが予想されています。イケメンボイスとして知られる佐野さんが、香帆にどんな言葉を投げかけるのかも注目ポイントです。

『離婚後夜』はテレビ朝日、ABCテレビでの放送後、TVerやFODで見逃し配信も予定されています。

●『初めましてこんにちは、離婚してください』

『初めましてこんにちは、離婚してください』（原作：あさぎ千夜春／作画：七里ベティ）は、「電子コミック大賞2021」を受賞した同題マンガを原作にした、11月から放送予定の実写ドラマです。

　物語は、16歳という若さで見知らぬIT社長と政略結婚した「結城莉央（演：林芽亜里）」が、10年越しに初めて対面した夫「高嶺正智（演：犬飼貴丈）」に早々と、離婚を申し出るところから始まります。そして、離婚する気マンマンの莉央と、初対面で彼女にひと目惚れし、離婚を拒否する正智とのいびつな恋愛攻防戦が見どころです。

　本作はMBS公式のTikTokやInstagramなどで、キャストの顔を隠した動画が投稿され、誰がどの配役を担当するのか、視聴者の間で予想合戦が繰り広げられていました。

　正智と莉央の恋の行方はもちろん、莉央の幼なじみ「税所羽澄（演：髙松アロハ）」や、謎めいた美術商の「黒瀬友哉（演：山中柔太朗）」など個性的なキャラクターたちが物語を彩ります。

『初めましてこんにちは、離婚してください』の初回放送は、11月7日深夜0時59分からMBS「ドラマ特区枠」にて予定されています。さらに、放送終了後には最新話が、MBS動画イズムやTverで配信されることも決定しています。

●『バツコイ』

　女性マンガ雑誌「ハツキス」（講談社）にて連載されていた人気マンガ『バツコイ』（原作：月子）も、この秋に実写ドラマ化される作品です。

　恋多き女性アラサー弁護士「美留町カホリ（演：高田里穂）」は、「ただし不倫はしない」というモットーを掲げて生きてきました。ある日、カホリは「砂後谷輝義（演：渡部秀）」を逆ナンし、そのまま一夜をともにしてしまいます。そして、砂後谷は離婚交渉中の既婚者だったのです。図らずも自分のモットーに反してしまったカホリは、次第に泥沼の展開に巻き込まれていくのでした。

　本作の予告動画では、「登場人物全員クズ」というテロップとともに、砂後谷の天然な女たらしぶりが垣間見えます。妻帯者でありながらも本気でカホリに恋をする砂後谷によって、自由恋愛主義の彼女がどのように心境を変えていくのか、気になるところです。

『バツコイ』はBSテレ東にて、10月19日深夜0時から放送予定です。

　今期も数多くの新作ドラマの放送が予定されています。ぜひ、上述した作品をチェックしてみて下さい。

（LUIS FIELD）