1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

大義なぞ知ったことか! 「ガンダム」シリーズの救いようのない3悪人はコイツらだ!

マグミクス / 2024年10月26日 20時25分

大義なぞ知ったことか! 「ガンダム」シリーズの救いようのない3悪人はコイツらだ!

■非道すぎる悪のカリスマな戦争屋

「ガンダム」シリーズでは、スペースコロニーへの毒ガス注入や、いわゆる「コロニー落とし」のような、民間人にも被害が及ぶほどの非道な行為が描かれることもあります。

 そうした民間人を巻き込む行為は決して擁護できるものではなく、これを実行に移した責任者である『機動戦士ガンダム』のジオン公国軍総帥「ギレン・ザビ」や、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「デラーズ・フリート」を率いた「エギーユ・デラーズ」は非難されてしかるべきです。ただ、彼らふたりには一応、大義名分があったのに対し、そうした志もなにもない、ただただ許しがたいだけの非道な行為をした「極悪人」もいます。

『機動戦士ガンダム00』において、主人公の「刹那・F・セイエイ」らの前に強敵として立ちはだかった、戦争そのものを楽しむ「純粋な悪人」である「アリー・アル・サーシェス」は、「ところがぎっちょん」というセリフでも知られる人物です。

 サーシェスは傭兵であり、テロ組織の一員として刹那に戦闘を教え込んだ因縁の相手でもあります。その性格は残忍で、報道機関の記者「絹江・クロスロード」の取材を受けたときには、自らを「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない(中略)最低最悪の人間ですよ」と評しました。その後、絹江はサーシェスによって命を絶たれてしまいます。

 あまりの最悪っぷりに、彼と因縁を持つガンダムマイスター(パイロット)の「ロックオン・ストラトス」から「戦いを生み出す権化」とまでも呼ばれていました。もっともそれほどロックオンがサーシェスを嫌っているのには理由があり、彼が両親と妹を失ったテロの首謀者という、仇のような相手だったからです。似たような境遇の人物を増やさないために、ガンダムマイスターとしても個人としても、「サーシェスは決して許せない相手」というのは無理もありません。

 ほかにもサーシェスによる非道な行為は多く、中東の「アザディスタン」なる国で内紛を手引したうえに、「ガンダム」が別の場所に足止めされている隙を狙い同国を火の海にしました。その惨状は定かではありませんが、争いとは無関係な多くの民間人が犠牲となっているのは確かです。

 サーシェスの声を担当したのは、国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の「野原ひろし」役(2016年に病気で降板)などで広く知られる藤原啓治さんでした。焼け野原になったアザディスタンと、藤原さんが演じていた役柄をかけ、サーシェスは「焼け野原ひろし」なる愛称で呼ばれることもありました。その行いとしては絶対的な悪でありながら、正義にはなびかない悪役としての矜持ゆえか、隠れた人気キャラでもあります。

■周りの被害を考えない迷惑屋

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』スペシャルエディション ポスタービジュアル (C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する「ロード・ジブリール」は、歴代でも指折りの大量虐殺を引き起こした首謀者でした。ジブリールは遺伝子操作された人類「コーディネイター」に反する組織「ブルーコスモス」の盟主かつ、その支援母体となった組織「ロゴス」の代表です。

 組織のトップとしてジブリールは、中立国「オーブ」に戦火を招いたり、欧州に「デストロイガンダム」を派遣して破壊行為をさせたり、大量破壊兵器「レクイエム」を使ってコロニーを壊滅させたりと多くの大量虐殺を行いました。また主人公のひとり「シン・アスカ」たちの活躍によって多くの失態を演じており、彼が主導した大量虐殺は、敵対勢力を削ぐことによる実績が目的で、名誉挽回を目的とした自己保身が否めません。

 前作『ガンダムSEED』で、ブルーコスモスの盟主だった「ムルタ・アズラエル」は非道さがありながらも、手持ちの有効札を活用するビジネスとしては一理ある悪役でした。それもあってかジブリールは残虐でありながら、無能な一面が目立ってしまう残念なキャラクターとして対比されることがあります。

 そのジブリールよりは行為の規模が小さめながら、「こいつは許せない」という視聴者が多いだろう人物は、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』で組織「テイワズ」の幹部だった「ジャスレイ・ドノミコルス」でしょう。

 主人公の「三日月・オーガス」が所属する「鉄華団」もテイワズの支援を受けており、彼ら鉄華団は兄貴分である「名瀬・タービン」が率いる「タービンズ」とともに、地球や火星での利権を得て躍進していきます。その状況を目の上のたんこぶに思っていたのが、ジャスレイでした。

 やがてジャスレイはタービンズを罠にはめ、内部抗争を引き起こします。その結果として、作中でも人気だった名瀬や、彼の第1夫人「アミダ・アルカ」、鉄華団の「昭弘・アルトランド」に思いを寄せていた美少女「ラフタ・フランクランド」といった、タービンズの主要人物が途中退場することになりました。

 最後にジャスレイは、組織を抜けて報復にでた鉄華団によって命を落とすこととなります。溜飲が下がった視聴者は多いことでしょう。

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください