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新・朝ドラヒロインの高石あかりさん 「R指定作品も?」 マンガ「実写・舞台化」で演じたキャラが衝撃

マグミクス / 2024年10月29日 19時20分

新・朝ドラヒロインの高石あかりさん 「R指定作品も?」 マンガ「実写・舞台化」で演じたキャラが衝撃

■絶賛された『わた婚』の衝撃悪役

 2024年10月29日に、第113作目となる2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを、オーディションで選ばれた高石あかりさん(21)が演じることが発表されました。

 高石さんは2024年前期の『虎に翼』伊藤沙莉さんや、後期の『おむすび』橋本環奈さんほどお茶の間に広く認知されている俳優ではありませんが、芸歴は10年を超えており、近年さまざまな作品でその演技力が高く評価されています。現時点での代表作としては2021年から公開された映画3作が大ヒットし、ドラマ版もテレビ東京で放送中の阪元裕吾監督のオリジナル作品『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでの殺し屋「杉本ちさと」役(「深川まひろ」役の伊澤彩織さんとW主演)が筆頭に挙げられ、今回のヒロイン抜擢の報道後は高石さんの名前と「ベイビーわるきゅーれ」がX(旧Twitter)でトレンド入りしました。

 そのほか、彼女が世間に認知され始めた作品としては、舞台『鬼滅の刃』(原作:吾峠呼世晴)の鬼にされた主人公の妹「竈門禰豆子」役(1、2作目)も有名です。動きと表情だけで表現しなければならない難役ながら、そもそもの顔立ちが似ているビジュアルのほか、竹筒をくわえてぽけっとしている表情からの激しいアクションも見せるギャップまで、高く実力が評価されました。その後も地上波ドラマから、大規模公開、ミニシアター系の映画まで幅広く出演しており、2024年は劇場アニメ『きみの色』の主人公のひとり「作永きみ」役で透き通った歌声も披露しています。

 また、高石さんはこれまでマンガの実写化作品にも多数出演しており、ドラマ『墜落JKと廃人教師』(原作:sora)のヒロイン「落合扇言」役のほか、なかには観客からヘイトを集める衝撃サブキャラの役も演じてきました。

 2025年前期の朝ドラ『あんぱん』のヒロイン役である今田美桜さんが主演した2023年3月公開の映画『わたしの幸せな結婚』(通称『わた婚』)は、マンガ化もされた顎木あくみさんの人気オンライン小説が原作で、アニメ版よりも先に制作されています。高石さんは「異能」を持っていないとされて思われているヒロイン「斎森美世(演:今田美桜)」を虐げる異母妹「斎森香耶」役で出演しており、徹底して意地悪かつ惨めな悪役を熱演しました。序盤の美世にお茶をぶっかける場面から、すれ違った美世の婚約者「久堂清霞(演:目黒蓮)」の美しさに一瞬で心を奪われる表情や、美世を別れさせようと水責めしたあと、清霞にきっぱりと拒絶される際の泣き顔まで見事な演技を披露し「本当にマンガから出てきたの?ってくらい香耶」「最後までなんで自分が選ばれないのかほんとに分かってなさそうな表情で、ちょっとだけ気の毒になる演技だった」「見た目だけはめちゃめちゃ可愛い、物凄く嫌な奴の解像度高すぎる」と絶賛されています。

 2025年は朝ドラヒロインふたりが『わた婚』の斎森姉妹ということになり、恒例の「ヒロイン引き継ぎ」イベントでの顔合わせも特に話題になりそうです。

 また、高石さんは2023年に映画『セフレの品格(プライド)』に山田咲役で出演し、こちらの演技も高い評価を受けました。本作は湊よりこ先生原作のレディースコミック『セフレの品格』を、『女子高生に殺されたい』(原作:古屋兎丸)『ビリーバーズ』(原作:山本直樹)などの実写版も手掛けた城定秀夫監督がR15⁺指定で実写化した作品で、高石さんの役は2部作後編の『セフレの品格 決意』から出てきます。

 両親から虐待を受けて育った未成年の家出少女、咲は売春をしながら生活しており、客の子供を身ごもって産婦人科医「北田一樹(主人公のセフレ 演:青柳翔)」の元に中絶手術を受けにやってくるという役柄です。彼女は自分を保護してくれた一樹を試すような行動をとるも、徐々に彼に惹かれていきます。そして、前編から一樹と肉体関係を続けている主人公「森村抄子(演:行平あい佳)」に嫉妬し、知り合いの不良たちに頼んで彼女を襲わせようとするという暴挙に出ました。前半で許されない行動を取るキャラクターですが、それでも自分を信じて支えてくれる一樹の元で成長していく咲は後編で特に重要な登場人物です。

 深い闇を抱えた役を繊細に演じた高石さんには、公開当時から「序盤の堕胎した子供の死体見せられて泣く演技も、成長して感謝しての涙の演技も凄すぎる」「虐待を受け精神が安定しない17歳の少女の闇から光まで完璧に表現してる」「『しあわせってこういうことなんだなぁって』ってこぼす場面泣いた」と、絶賛が相次ぎ、城定監督も舞台挨拶で「(撮影)序盤から『この人凄い!』と思ったので、好きなようにやってもらいました」と太鼓判を押しています。

 高い演技力と2次元キャラを演じても違和感ないはっきりした顔立ちを持つ高石あかりさんは、マンガの実写化で今後も多数の作品に起用されるのではないでしょうか。すでに期待の声を多数集めている朝ドラヒロイン役を経て、どんなキャラを演じてくれるのか注目が集まります。

※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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