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実写化の宿命? 「イケメン・細身化」と言われたキャラ 評価は逆転した?

マグミクス / 2024年11月11日 20時15分

実写化の宿命? 「イケメン・細身化」と言われたキャラ 評価は逆転した?

■満を持しての実写化も賛否両論?

 マンガやアニメ、ゲームなどの実写化作品では、キャスティングや再現度がファンの大きな関心事のひとつです。なかには原作のイメージと異なり、キャラクターがイケメン化されて「細身」になった例もあり、ファンからは賛否が巻き起こっています。

●『龍が如く~Beyond the Game~』竹内涼真

 人気ゲーム「龍が如く」シリーズを原作とした本作は、2024年10月25日(金)からAmazon Prime videoで配信された全6話の実写ドラマです。舞台はゲーム同様、巨大歓楽街「神室町」でのヤクザ抗争ですが、オリジナル脚本が採用されています。

 主人公「桐生一馬」役の竹内さんへは、キャスト発表時から「原作と比べて貫禄が足りない」「ゲームの印象が強く、これじゃない感が否めない」といった否定的な意見も見受けられます。原作のワイルドな桐生とは異なる体格や優しめの顔立ちに違和感を覚えた人も多かったようです。

 また、オリジナルストーリーについても「もう少しゲーム設定を引き継いでほしかった」との声があり、ドラマ版の変更に戸惑うファンもいました。

 一方で、「格闘シーンがハラハラして展開も早く楽しめた」「原作好きとしては納得のキャラ設定や改変だった」と、迫力あるアクションシーンなどを評価する声も見られ、高い満足感を持った視聴者も少なくないようです。作中では竹内さんが鍛え上げた肉体を披露する場面もあり、話題を呼んでいます。

●『ゴールデンカムイ』山崎賢人

 人気マンガ『ゴールデンカムイ』(作:野田サトル)は、2024年に実写映画化され、同年10月からWOWOWでドラマシリーズが放送されています。

 日露戦争の英雄で「不死身」と恐れられた主人公「杉元佐一」を演じる山崎賢人さんには、映画公開前に「杉元にしては細すぎる」「死にそう」といった不安の声もありました。その山崎さんは役作りのため10kg増量したそうで、原作の筋骨隆々な杉元を見事に再現し、説得力のある風呂場の場面や、迫力のアクションシーンも披露しています。

 多くの実写映画をこなす山崎さんの役作りの効果もあり、映画公開後には「不安だったけど、山崎さんしか演じられない役」「殺戮モードと、グルメを堪能してるときのかわいいモードのギャップが杉元っぽい」「『その子(アシリパ)を盾に使うな』の場面のバキバキの目がマジ杉元」と絶賛され、今となっては山崎さんがハマり役と感じている人も多いようです。

 原作の杉元が脱ぐパートに関しては、ドラマ2話「辺見和雄(演:萩原聖人)」のエピソードでの「全裸海飛び込み」は変更されており、今後はどれくらい再現されるのか、注目が集まります。

●『猿ロック』渡部豪太

「週刊ヤングマガジン」にて連載されたマンガ『猿ロック』(作:芹沢直樹)は、2009年に深夜枠に実写ドラマ化され、翌年2010年には映画も公開されました。

 物語は鍵屋「猿丸ロックサービス」のひとり息子である「猿丸耶太郎(通称:サル/演:市原隼人)」が、天才的なピッキング技術で仲間とともに事件を解決するというものです。

 本作では、そのサルの相棒「山本」のビジュアルが原作と大きく異なり、当時話題になりました。原作の山本は坊主で太めのキャラでしたが、実写版では高身長イケメン俳優の渡部豪太さんが演じ、髪型もロン毛パーマと大胆なキャスティングだったのです。

 一方で、山本が常にエロいことを考えながらサルと悪ふざけする立ち位置は原作通りで、「原作とは違うけど、市川さんとのテンポが良くて面白かった」「原作以上にハイテンションで新感覚の山本だった」と好評を得ました。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」
※アシリパの「リ」は小文字

(LUIS FIELD)

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