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何なのだこれは… 『ゴールデンカムイ』6話「江渡貝くん」と「ファッションショー」の再現度でファン衝撃

マグミクス / 2024年11月11日 7時10分

何なのだこれは… 『ゴールデンカムイ』6話「江渡貝くん」と「ファッションショー」の再現度でファン衝撃

■江渡貝くぅんが時代の最先端すぎる?

 2024年11月10日、WOWOWで放送された『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』の第6話が、またもさまざまなワードがX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの話題を呼びました。今回の主役は、原作8巻で大活躍した変態にして天才はく製職人の「江渡貝弥作(演:古川雄輝 通称:江渡貝くぅん)」です。

 江渡貝は石炭産業が盛んであるがゆえに炭鉱での事故が多く、「新鮮な人間の死体」が手に入りやすかった夕張で死体を使ったさまざまな「作品」を作っていました。墓を掘り返していたのを「鶴見中尉(演:玉木宏)」たちに見付かった江渡貝は、人心掌握に長けた鶴見中尉の虜となり、かつて自分を抑圧した母(今ははく製)のトラウマを払しょくします。そして、江渡貝は鶴見中尉の頼みを受けて、物語の鍵を握る暗号が彫られた「刺青人皮」の精巧な「偽物」を作りました。

 6話では鶴見中尉が江渡貝の才能をたたえ、自分の虜にさせるまでを丁寧に描いています。そのなかで、原作、アニメでも話題になった、江渡貝の死体を使った「衣装」を披露する「ファッションショー」の描写が、すさまじいこだわりと異様なテンションで再現されました。舞台が明治時代であることは無視した、超現実的なライティングやBGMにも注目です。

 WOWOWオンデマンドで観られるインタビュー映像では、6話の監督を担当した片桐健滋さんが「お客さんがもう少し長く見たいところなんじゃないか」と、このファッションショーの場面を長めにしたことを語っています。また、特殊造形を担当した百武朋さんのこだわりも光っており、たとえば江渡貝の人間の頭と手を合成したマスクの「爪」の部分には、さらに「歯」も接着されていました。鶴見中尉とふたりで優雅にダンスを踊る場面では、江渡貝の被り物の縁取りの部分に歯が並び、側面には「目」が装着されているなど、原作よりもさらに異様で細かいデザインとなっています。

 さらに、江渡貝を演じた古川雄輝さんは、インタビューで原作の江渡貝が意外と筋肉質であることに注目し、オファーを受けた日から糖質制限をして体重を10kg近く落とし、体脂肪率も10%未満にしたそうです。そのほか、変態ながら鶴見中尉に惚れた江渡貝のかわいらしい一面や、シロクマの皮をかぶって逃げる姿まで再現した古川さんに対し、「繊細で神経質な感じがとても江渡貝くんだった」「ルックスも完璧ながら、お声まで江渡貝くんそのもの」「実写は江渡貝くんが可愛すぎて、お願いだから鶴見中尉よしよしぺろぺろしてあげてー!!って胸が苦しくなった」と、絶賛されています。

 また、ダンスシーンを振り付けたプロ社交ダンサーの渡辺花音さんも、Xで「一般の方が長期かかる振付を短期間でこなされ、そしてダンサーには絶対出せない、ストーリーある美しくドラマチックな空気を演出される さすが俳優さんだと感動しました」とコメントしていました。

「江渡貝くぅん」のほか、6話では「鶴見中尉」「月島軍曹(演:工藤阿須加)」「ちんぽ先生(牛山辰馬 演:勝矢)」「前山さん(松嶋健太)」など、印象を残したキャラがXでトレンド入りしています。江渡貝は6話で死亡してしまいましたが、続く7話でもまだまだ江渡貝邸でさまざまな出来事が起こります。彼が作った「偽刺青人皮」の今後の役割にも要注目です。

(マグミクス編集部)

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