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【声優・本多真梨子のマンガ愛】人生やり直し物語『捨てられた皇妃』の3つの「推し」

マグミクス / 2020年4月20日 19時10分

【声優・本多真梨子のマンガ愛】人生やり直し物語『捨てられた皇妃』の3つの「推し」

■残酷な運命に抗う、やり直しの物語。

 4月も半ばを過ぎましたが、春は始まりの季節。みなさんは、人生をやり直せるとしたら、やり直してみたいですか?

 私も友人たちと「何歳からやり直したい?」とか、やり取りしたことがありますが、実際にその時代に戻って新しい人生を歩むって、並大抵なことではないと思うんです。

 だって、あの頃はあの頃なりに、大変なことを乗り越えてきたわけですし。

 やり直すのであれば、それ相応の覚悟を持って挑まなきゃ、同じことを繰り返すんだろうなぁって思うのです。そんな人生のやり直しを描いた作品、『捨てられた皇妃』。

 冒頭、ひとりの皇妃が処刑されるシーンから始まります。

マンガ『捨てられた皇妃』第1巻(KADOKAWA)

 冒頭から重い!! で、その処刑されるまでの経緯が描かれていくわけですが……。こんな、こんな、こんな…残酷なことってある!? と苦しくなるくらい、皇妃の切なく、悲しい心境が綴られます。

 ただ、愛されたかっただけなのにーー。

 未来の皇后として育てられたアリスティアは、ただ皇帝のためにと必死で学んで努力をしてきました。そんな中、急に現れた異世界の少女美優。皇帝は彼女を愛し、アリスティアは反逆罪に問われ、処刑されます。

 この過去編を6話分も語ってくれるので、読者はもう、アリスティアが可愛そうで可愛そうで悲しくて……胸がキューーッてなります。こんな悲しい運命があるのか……と。

 もし生まれ変わったとしても、二度とあなたを愛したりしないーー。

 アリスティアは処刑され、目覚めると……なんと、9歳の自分に転生していた! 神をも否定し、自分の運命に背を向ける。この残酷な運命を切り開くことはできるのか? ……というお話になっています。

 もう、ほんと、めちゃくちゃ推してる作品なので、話したいこといっぱいあるんですが、その中で3つの「推し」をお話させてください!!!

■健気で必死に生きる女の子がもたらす、新しい風

処刑され、9歳の自分に生まれ変わったアリスティアは、自ら運命を切り開くことを誓い、新たな人生を歩み始める。『捨てられた皇妃』第1巻(KADOKAWA)より

 私が語りたい『捨てられた皇妃』3つの「推し」、まずひとつ目は、転生モノだけど、異世界転生ではない、ということ!

 美優は異世界の少女ですが、主人公のアリスティアはこの世界で生まれ、この世界で生きてきた公爵家の令嬢。己の力と知識で未来を勝ち得ていく、そんなところがこの作品の、アリスティアの魅力です。

 ふたつ目、展開が読めない!!

 原作はYunaさんによる韓国のオンライン小説ですが、私は日本語版のマンガで追ってるので、この先どうなるんだろう? と毎回ソワソワしています。謎や伏線がいっぱいあるので、連載が長くなってもずっと楽しんでいられます。

 3つ目、全ページカラー!!!

 これは私もどうなんだろう? と最初は思っていたのですが、……いやいや、この作品、カラーだからこそ、良い!

 それぞれのキャラクターが髪色や瞳の色で表現されている部分があって、より魅力的に描かれています。あと、アリスティアの衣装がカラーでより可愛いんです。ほんと、作画のiNaさん、めちゃめちゃ絵が綺麗で素晴らしいんです。たくさんの登場人物がいるのですが、その魅力を余すことなく描いてくれています。

 というわけで、3つの「推し」でした! ぜひぜひ、マンガを読んでくださると嬉しいです。

 スマートフォン向けマンガアプリ「ピッコマ」で連載中の『捨てられた皇妃』。

 運命に抗うひとりの女の子のお話。心がキューーーッてなります。健気で必死に生きる彼女を見てほしい。この作品が、春に新しい風を運んでくれると思います。

(本多真梨子)

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