「今観るとセリフでえっ」「笑いと気まずさが襲ってくる」 昭和アニメのビックリ描写
マグミクス / 2024年11月17日 19時40分
■意外な名作アニメにもあったアウトなシーン
かつて放送されていた懐かしのアニメは、現在の作品に比べ、当時許容されていた表現範囲が異なります。昭和期には、現在では放送が難しいほどに過激で不適切な描写を含む作品もありました。
●『アパッチ野球軍』
『アパッチ野球軍』(原作:花登筐/作画:梅本さちお)は、1971年にNET(現:テレビ朝日)系列で放送されたアニメです。高校野球の元スター選手「堂島剛」が「猪猿村」という田舎で、不良少年たちに野球を教える姿が描かれています。
子供向けとして放送されましたが、初回からヒロイン「岩城千恵子」が巨漢の男と人相の悪い男に襲われかけるなど、過激な内容が含まれていました。また、ダム開発を巡る住民同士の対立により、ケンカや嫌がらせにダイナマイトや斧などが登場し、物騒な雰囲気があるのも本作の大きな特徴です。
今観ると治安の悪さが際立つ作品ですが、「過激だけど少年たちの苦悩や葛藤がしっかり描かれている」「みんなユニークでそれぞれのキャラがたっていて面白かった」と好意的に振り返る声も多く、不良少年たちが野球を通じて成長し、甲子園を目指す姿が好評を得ていました。
●『パタリロ!』
少女マンガ誌「花とゆめ」(白泉社)で連載されていた『パタリロ!』(作:魔夜峰央)のアニメは、1982年から19時台のゴールデンタイムに放送されました。当時としては珍しい同性愛の世界を描き、美少年たちによるドタバタコメディが見どころのひとつです。
本作には、ゴールデンタイムにはそぐわない、きわどい描写がたびたび登場しました。特に、男女問わず惹きつけてしまう「美少年キラー」こと「バンコラン」と「マライヒ」の濡れ場やキスシーンでは、マライヒのあえぎ声が印象的で、家庭で観るには気まずい瞬間も多かったようです。
ネット上では本作について「ギャグのおもしろさをかき消されるほど、ベッドシーンは子供ながらに衝撃的だった」「親と観ていて気まずかったけど、耽美的で不思議と気持ち悪さは感じなかった」と、過激な描写がありつつも、作品への好印象が多く語られています。
●『あしたのジョー』
ボクシングマンガの金字塔『あしたのジョー』(原作:高森朝雄/作画:ちばてつや)を原作とする同作は、1970年から放送されました。
主人公「矢吹丈」と彼の才能を見出したトレーナー「丹下段平」が、屈強な対戦相手たちとボクシングで死闘を繰り広げます。本作は過激というには大げさですが、現代では問題とされる放送禁止用語が多数登場していました。第12話ではライバル「力石徹」が丈に対し、「脳みそが足りない」という意味の言葉を発するシーンなど、現代なら問題発言とされるワードが飛び交っています。
また、未成年であろう少年少女が喫煙するシーンも含まれており、現在では完全にアウトとされる描写もありますが、もちろんメインのボクシングと人間ドラマに関しては「みんなストイックで強くなることの大変さを教えてくれた」「好きすぎて大人になって息子と一緒に観た」 と、世代を超えて現在も多くのファンに支持されています。
(LUIS FIELD)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「名作だけど二度と観れない」 絶対放送NGな描写満載の「R指定」アニメ映画
マグミクス / 2024年11月8日 19時25分
-
「ネトフリさん本気っすね」 実写化されたら「グロさ」に気付いたジャンプマンガ
マグミクス / 2024年11月1日 20時55分
-
思った以上に「攻めてた」人気アニメ 「日曜夕方なのに事後描写だと…」
マグミクス / 2024年10月31日 12時10分
-
朝から“ポロリ”も? 子供がみる時間帯に放送された過激すぎたアニメ3選
マグミクス / 2024年10月28日 12時10分
-
「有害図書」扱いマンガを実写化? 油断してるとぶっ飛ばされる衝撃の「R指定」映画
マグミクス / 2024年10月24日 20時25分
ランキング
-
1波紋広げる「菅田将暉の弟」紅白内定報道 「DaiGoの弟」松丸亮吾も共感、「気持ちを思い出した...!」
J-CASTニュース / 2024年11月17日 14時25分
-
2「相葉マナブ」重大発表 “番組初”2時間SP&ゴールデン進出決定「期待に応えたいです」
モデルプレス / 2024年11月17日 18時30分
-
3「一体何頭身なの?」稲村亜美173cm異次元ミニスカゴルフ姿 「一緒にゴルフしたい」の声
J-CASTニュース / 2024年11月17日 11時0分
-
4「こっちが朝ドラだったら」酷評『おむすび』に圧勝の『海に眠る』、2作の決定的な違い
週刊女性PRIME / 2024年11月17日 18時0分
-
5スタート社に相次ぐ「2年連続紅白出場ゼロ」報道 ファンは冷ややか、「脱紅白」論も
J-CASTニュース / 2024年11月17日 15時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください