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『ゴールデンカムイ』7話「名画再現」や各人の過去編でファン歓喜! 実写オリジナル場面も絶賛集まる

マグミクス / 2024年11月18日 12時20分

『ゴールデンカムイ』7話「名画再現」や各人の過去編でファン歓喜! 実写オリジナル場面も絶賛集まる

■谷垣がフチを思って行動するオリジナル場面も

 2024年11月17日、『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』(原作:野田サトル)の第7話が放送されました。今回はメインキャラの過去が明かされたほか、いつにもまして「食べ物」にまつわるエピソードも濃厚です。

 まず7話でファンが喜んだのは、原作のレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」を模した見開きの再現でしょう。6話で死亡したはく製職人「江渡貝弥作(演:古川雄輝)」の家で対面した「杉元佐一(演:山崎賢人)」たちと、「土方歳三(演:舘ひろし)」一派は、一触即発の雰囲気になりますが、空腹の「アシリパ(演:山田杏奈)」の腹の音をきっかけに一緒に食卓を囲むことになります。

 アシリパを中心に、メインキャラ10人と江渡貝邸にあった人間のはく製3体が並んだ姿は、「最後の晩餐」のイエス・キリストと十二使徒たちと同じ構図になっており、「キリスト(アシリパ)」を裏切る「ユダ」のポジションは誰なのかというのも見どころです。

 この「最後の晩餐」の場面で、「家永カノ(演:桜井ユキ)」がふるまった馬の腸を煮込んだ「なんこ鍋」は、本物の馬肉を使って再現されており、実に美味しそうでした。そのほか、杉元たちが食べるヤマギシのチタタプのオハウ(汁物)や、「キロランケ(演:池内博之)」に勧められてフキを食べて口周りが黒くなる土方たちなど、7話は食事のシーンが特に印象的です。

 なかでも、秋田のマタギ出身の兵士「谷垣源次郎(演:大谷亮平)」が「鶴見中尉(演:玉木宏)」に語った「カネ餅」にまつわる過去編は、しっかりと時間を取って再現され、感動した人の声がネット上に続出しました。谷垣の過去編のキーパーソン「青山賢吉」を演じた阿部翔平さんの名演や、日露戦争の旅順の戦場ですでに谷垣と杉元が会っていた(気付いてはいない)ことなども話題となっています。

 また、ドラマでは占い師のアイヌの美女「インカラマッ(演:高橋メアリージュン)」の不吉な予言を聞いて寝込んでしまった、アシリパの「フチ(祖母 演:大方斐紗子)」のために、谷垣がカネ餅を作って渡すというオリジナルの場面も描かれました。「どんだけフチの悲しみに心を痛めているか分かる」「過去を語る回想と、現在軸でカネ餅を作るシーンとを織り交ぜ『自分が生まれた役目』を自問するシーンとして分かりやすく再編してた」と、今回のオリジナル要素も評判を呼んでいます。

 そのほか、原作のように互いの若い頃の姿が挟まれる形ではなかったものの、函館戦争の後に長年囚われの身だった土方と、かつての新選組二番隊隊長「永倉新八(演:木場勝己)」が樺戸集治監で再会した際の場面も描かれました。

 また、調理の場面でちゃんとチタタプと言わないもののアシリパに「美味いか?」と言われて素直にうなずく「尾形百之助(演:眞栄田郷敦)」や、原作ファンお馴染みのヘッドギアを着けてとぼけた雰囲気で戦う「二階堂浩平(演:柳俊太郎)」、谷垣と行動をともにするアイヌの少年「チカパシ(演:青木凰)」など、今回は特に「かわいい要素」が満載です。

 7話の最後には、ついに杉元たちがとあるアイヌのコタン(集落)を訪れ、ファンの期待も高まっています。このコタンでのエピソードは、アニメでは地上波放送でもOADでも描かれておらず、8話での初映像化に要注目です。また、次回は戦いで土方に足を斬られた二階堂の元へ、「有坂成蔵中将(演:浅野和之)」と、あの「誰なのおじさん」がやってきます。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」
※柳俊太郎さんの実際の栁の字は「木」偏に「夘」
※アシリパの「リ」、インカラマッの「ラ」は小文字

(マグミクス編集部)

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