原作とのギャップに「大丈夫…?」 美人すぎたけど高評価な実写版のヒロイン
マグミクス / 2024年11月20日 20時55分
■おっとり系美人がハードで奇抜な女子高生に
人気マンガが実写化されると、キャラクターが予想以上に美形化されたり、原作とは雰囲気が違ったりすることもあります。キャスト発表の段階では再現度が心配されながら、俳優の名演技でより魅力的になったヒロインキャラもいました。
原作のイメージとのギャップで驚く人が多かったのが、2016年に公開された映画『血まみれスケバンチェーンソー』(原作:三家本礼)で主人公「鋸村ギーコ」を演じた内田理央さんです。
本作は同級生を改造人間にするマッドサイエンティストらと戦う女子高生のバイオレンスアクションで、ギーコはセーラー服にふんどし、下駄という出で立ちで巨大なチェーンソーを振り回す奇抜なキャラクターです。
抜群のスタイルを持ちながら、殺伐とした表情が多いギーコを、おっとりとしたかわいらしい印象の内田さんが演じることに、ネット上では「原作より乙女な感じ」「イメージとのギャップがすごい」といった意見も見られました。しかし、内田さんはドスの効いた声や鋭いにらみで迫力あるギーコを見事に再現し、「原作の雰囲気を損なわず、本人の魅力も加わって素晴らしかった」「かわいいイメージの内田さんが男前でカッコいい」と、ギャップも込みで称賛されています。
また、本作は浅川梨奈さん主演のリメイク版の映画『血まみれスケバンチェーンソーRED』も公開されました。こちらも「力強い構え方や鋭い目つきがギーコそのもの」と再現度の高さが好評です。
また、実写でスタイルの良い美人へと変化したのが、2009年に放送されたドラマ『メイちゃんの執事』(原作:宮城理子)で、榮倉奈々さんが演じた主人公「東雲メイ」です。本作は、突然お嬢様学校に通うことになったメイが、いじめやトラブルを乗り越えて成長していく物語です。
原作のメイは小柄で幼い印象でしたが、モデルとして活躍する高身長の榮倉さんが配役され、「童顔で低身長な原作とはイメージが違う」「高身長すぎていじめられなさそう」といった意見が一部で見られました。
しかし、榮倉さんの演技で、田舎娘らしい素朴さや天真爛漫な笑顔、あどけなさがしっかり表現され「ここまで芋っぽくなれるのか」「回を追うごとにステキに変身していく姿が良かった」と高評価を得ています。メイの成長を忠実に再現し、物語の魅力を損なうことなく仕上がっていました。
また、原作の美人キャラを演じることが多い長澤まさみさんは、2016年公開の映画『アイアムアヒーロー』(原作:花沢健吾)で、男勝りでサバサバとした看護師「小田つぐみ(当初は藪と名乗る)」を演じました。人びとが感染症で「ZQN(ゾンビ)」化するようになった世界を舞台に、漫画家アシスタントの「鈴木英雄(演:大泉洋)」が奮闘する物語で、小田は途中から鈴木と女子高生「早狩比呂美(演:有村架純)」とともに行動します。
キャスト発表時、小田については「原作はそこまで美人じゃない」「地味カワなのがよかったのに」「現実味が薄れるかも」と、美人化を心配する声もありました。しかし、長澤さんは凛とした佇まいで武器を手にZQNと戦い、比呂美を守る姉のような役割を演じています。その姿は原作どおりの芯の強い女性そのもので、「男前でカッコいい」「『ママとやってろ!!』の場面に惚れた」「戦いを終えて一息ついた感のある表情でおいしそうに一服する顔が最高」と、小田の魅力を引き出し、高く評価されています。
(LUIS FIELD)
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