【漫画】無料の子宮頸がん検診が「受けられません」 断られた理由に困惑【作者インタビュー】

■子宮頸がん検診が無料、クーポンが届いて病院へ

　検診を受けられなかった理由について描いたマンガ「産婦人科で検診を断られた話」が、Instagramで800以上のいいねを集めて話題となっています。

　子宮頸がん検診が無料で受けられるクーポンを受け取った女性。「念のために受けておこう」と病院へ行ったのですが、ある理由から検診を受けられなくて……。読者からは、「これは困惑しますね」「私も昔、同じ経験が」「クーポンのどこかに記載してほしいですよね」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのもちだきなこさんです。もちだきなこさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー子宮頸がん検診のクーポンとは、どのような内容のものでしたか？

　無料の検診クーポンでした。たしか、20歳になった市民に送られてきたクーポンだったと思います。

ーー検診を断られたとき、どのような気持ちでしたか？

「そうなんだ！」とは驚きましたが、苛立つことはまったくありませんでした。その場での恥ずかしさはありましたが。まだ知識がない年齢だったので、「クーポンや資料に記載してほしかったなあ」とは思いましたね。

ーー「私は検診を受けられました」というコメントがありましたが、受診先の病院ごとに対応が異なるのでしょうか？

　ほかで受けていないので詳しくは分かりませんが、読者の皆さんいわく、病院や医師の方針ごとに異なるみたいです。

ーーその後、検診は受けられましたか？

　数年後に受け、異常なしでした。ひと安心です。

ーー検診を受けたことがない人や、これから検診を受けようかと思っている方に向けて、伝えたいことはありますか？

　婦人科や産婦人科を受診することは、中高生や20歳前後の方だと勇気がいるかと思いますが、現在や未来の自分、そしてパートナーのためにも、検診を受けておきましょう。また、少しでも気になることがあったら、すぐに病院に行ってほしいです。重い生理痛などにも、病気が潜んでいることがあるので。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「これは困惑しますよね」「私も同じ経験をしました」と、共感してもらえる意見が多かったです。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　結婚して妊活を考えていた時期に「そういえばこんなことがあったな～」と、思い出したことがきっかけです。

（マグミクス編集部）