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BPO案件になったのも当然? 10年前の攻めすぎ「2015年アニメ」たち

マグミクス / 2025年1月1日 21時15分

BPO案件になったのも当然? 10年前の攻めすぎ「2015年アニメ」たち

■いろんな意味で凄かった2015年の夏

 ついに2025年を迎え、今年10周年となる2015年のアニメを振り返ると、今ほどコンプライアンスが厳しくなかったとはいえ、ギリギリを攻めていたアニメもありました。特に2015年7月からの夏クール作品は、強烈です。

 同題ライトノベル(著:赤城大空)を原作とする『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は、タイトルとは逆で下ネタだらけの作品です。

 同作は「公序良俗健全育成法」という法律で、セクシャルな表現が禁じられた世界が舞台です。主人公の「奥間狸吉」は憧れの女性が通う「時岡学園」に入学を果たすも、通学中に遭遇したトラブルが原因で「雪原の青」こと、生徒会副会長「華城綾女」に目を付けられます。そして、綾女の率いる下ネタテロ組織「SOX」に協力させられるのでした。

 第1話から綾女の下ネタ発言が連発され、さらにラストでは綾女がハエの交尾を体育館に大きく映し、みだらな声で吹き替える場面も描かれるなど、全体を通してかなり挑戦的な作風です。

 BPO(放送倫理・番組向上機構)にも、作中のセリフやしぐさに「子供でも想像がつくような露骨な表現であり、度が過ぎている」といった苦情が届くなど、現実でも表現規制と戦った作品でした。

 そのほか、アニメ『おくさまが生徒会長!』(原作:中田ゆみ)も、過激な場面が多い作品です。主人公の「和泉隼斗」は、避妊具を撒く強烈なアピールで生徒会長に就任した「若菜羽衣」を苦々しく思っていました。しかし、かつて互いの親が酒の席で決めた約束により、羽衣が隼斗の家に押しかけたことから、ふたりの同居生活が始まります。

 羽衣は恋愛に積極的で、隼斗に胸を直接触らせるなどきわどい行為をするシーンもありました。そういった場面は、地上波や配信で見られる規制版では「おくさま劇場」と呼ばれるミニコーナーで隠されており、苦手な方もある程度コミカルな雰囲気で視聴できます。

 もっとも性癖をこじらせた玄人向けだったのは、『モンスター娘のいる日常』(原作:オカヤド)かもしれません。本作は人間とモンスターが混じった亜人種の存在が公表され、同時に制定された「他種族間交流法」によって彼らの存在が浸透している世界が舞台です。

 主人公「来留主公人」は、役所の手違いで「ラミア(ヘビ女)」の「ミーア」を預かることになり、さらにその後さまざまなモンスター娘が押しかけてきます。公人が彼女たちから受ける過激なアプローチも見どころです。

 たとえば、第2話の「ハーピー(トリ女)」の「パピ」が棒状のアイスキャンディーをなめるシーンは、はっきりそうとは描いていませんが、いやらしく感じる人もいるかもしれません。ドキドキする場面もありつつも、公人がヒロインたちから受ける理不尽な仕打ちやそれに対するツッコミも楽しい、ラブコメディーでした。

(LUIS FIELD)

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