実写『はたらく細胞』さっそくの評価は? 「まさかの泣かされる改変」「キャスティング天才」
マグミクス / 2024年12月14日 8時35分
■ロケ地を探すのも楽しい?
2024年12月13日(金)より、永野芽都さんと佐藤健さん主演の映画『はたらく細胞』(原作:清水茜)が公開されました。気になるキャストの演技や人気マンガの原作の再現度、そして映画ならではの工夫はどのように評価されているのでしょうか。
※以下から、映画『はたらく細胞』のネタバレを一部含みます。
まず、公開前から注目されていたキャストのなかでも特筆すべきは佐藤健さん演じる「白血球(好中球)U-1146」の再現度の高さです。映画公開前のビジュアルでは全身を白塗りにした佐藤さんの姿が話題になっており、その期待を裏切ることなくスクリーンで動き回る佐藤さんの姿は、まるで原作から抜け出してきたようでした。
劇場パンフレットでは、佐藤さん自身が映画『るろうに剣心』でアクション監督を務めた大内貴仁さんを指名したこと、「『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がないという気持ちで頑張りました」と語り、クランクイン2か月前からナイフ使い、壁走り、大ジャンプなどのアクションの特訓を行ったことなど役へのこだわりが明かされています。
佐藤さんの他にも「キラーT細胞」を演じた山本耕史さん、「NK細胞」を演じた仲里依紗さんによる怒涛のアクションシーンも見どころのひとつです。体内に侵入してくる大量の菌たちと細胞たちが戦う場面は、ダイナミックかつスピーディーで息もつかせぬほどの迫力でした。
また、全体的にコメディタッチでテンポのよい原作と比べると、細胞たちの滅亡の危機や、原作には登場しない身体の持ち主の女子高生「漆崎日胡(うるしざきにこ 演:芦田愛菜さん)」の、とある病気との闘病の様子にフォーカスされており、特に後半部分はシリアスな展開が続きました。人間側の切迫した状態と体内で起こる細胞たちの戦いを交互に映すというのも、映画ならではの見せ場で鑑賞者の心を打ったのではないでしょうか。
また、原作での体内は無機質な研究所のような場所でしたが、規則正しく健康的な生活を送っている日胡の体内はファンタジー世界のように緑豊かで美しく整備された街が出てくる一方、スピンオフ『はたらく細胞BLACK』側の設定が採用された不摂生ばかりの日胡の父「漆崎茂(うるしざきしげる 演:阿部サダヲさん)」の体内は荒廃し、戦時下の国のようなうらぶれた街並みとして表現されていたのも面白い点です。
体内各部位のロケ地も日本全国21都市、31か所とさまざまで、知っている場所が出てきて喜ぶ感想も出ています。特に建物の独特なデザインが活かされた場所としては、有楽町の東京国際フォーラムで撮影された「肺」の場面が印象的です。
そして、7500人のエキストラが動員され体内で大量の細胞たちが忙しく働いている様も、実写の映像ならではのスケール感になっており、原作よりもさらに『はたらく細胞』たちの姿を体現しているように感じます。
すでに鑑賞した人からは、「コメディ映画と思って観に行ったら、めちゃくちゃ泣けた!」「原作の話をうまくつなげて見事な物語に完成させていたし、キャスティング天才的」「『はたらく細胞BLACK』側のメンバーとの『合流』のさせ方が頭いい」と、高評価の声があがっていました。
ちなみに、前述したように健康的な体内の日胡が、どういった理由で何の病気になってしまうのか、というのも映画版の見どころです。2021年の映画『キャラクター』の殺人鬼役のインパクトで本作のラスボス(役名不明)に起用されたという、Fukaseさん(SEKAI NO OWARI)の狂気的な演技も絶賛されており、原作を何度も読んでいる方でも新鮮に驚き、楽しめるのではないでしょうか。
(LUIS FIELD)
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