迷ったらとりあえず観て！ これだけは押さえておきたい2025年アニメ5選

■来年観るアニメ、もうチェックした？

　2025年放送、上映のアニメ情報もたくさん出てきていますが、読者の皆さんはどれを観るか決めているでしょうか？　まだチェックできていないという人に向けて、ぜひ観ておきたい3つの新作と2つの続編を紹介します。

●『全修。』（1月放送開始）

『全修。』は、数々のヒット作を世に送り出してきたMAPPAによるオリジナルアニメです。本作は高校卒業後にアニメーターになり、あっという間に監督デビューを果たした「広瀬ナツ子」の物語が描かれます。MAPPA作品だけに映像クオリティの高さはもちろん期待できるでしょうが、『ルックバック』や『数分間のエールを』など近年増えている「クリエイターもの」としてどんなストーリーが紡がれるかも注目です。

●『花は咲く、修羅の如く』（1月放送開始）

　本作は、小説『響け！ユーフォニアム』の作者である武田綾乃先生が初めて原作を手がけたマンガです。その『ユーフォ』と同じく女子高生が主人公の舞台にした青春ストーリーで、放送部が舞台という点がアニメというジャンルでは珍しいところでしょう。また『無職転生 ～異世界行ったら本気だす～』や『お兄ちゃんはおしまい！』で知られるスタジオバインドが制作するという点も、アニメファンとしては期待できるポイントです。

●『ロックは淑女の嗜みでして』（4月放送開始）

　2022年の『ぼっち・ざ・ろっく！』、2023年の『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』、2024年の『ガールズバンドクライ』と毎年のようにガールズバンドアニメのヒット作が生まれていますが、2025年にヒットしそうなのがこの作品です。淑女だけが通う女学園に通う生徒たちがバンドをするという意外性あるストーリーと、ロック好きも納得の熱い描写が原作マンガの魅力です。現在公開されているPVだけでもそれがアニメで存分に再現されているのが感じられ、ファンの期待をあおっています。

●『薬屋のひとりごと』（第2期）（1月放送開始）

「鉄板で面白いだろう」と思える作品はありがたいものです。第2期が間もなく始まる『薬屋のひとりごと』は、薬や毒物の知識を持つ元薬屋の少女「猫猫（マオマオ）」が後宮で下女として働くことになり、さまざまな事件を解決していく作品です。ミステリー要素だけでなく、イケメン宦官「壬氏」との恋愛やコメディなどさまざまな要素が詰め込まれたエンターテイメント作品として、2023年秋から放送された第1期は高い人気を獲得しましたが、第2期も引き続き楽しめそうです。

●『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』（放送時期未定）

　2024年末に突如発表され、話題をかっさらったのが『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』です。「ガンダム」シリーズの最新作というだけでなく、サンライズに加えて「エヴァンゲリオン」シリーズを手がけるスタジオカラーも制作に関わっている点が大きなトピックです。鶴巻和哉監督を始めシリーズ構成の榎戸洋司さんやメカニカルデザインの山下いくとさんがメインキャストに名を連ねています。TV放送に先駆けて一部話数を再構築した劇場上映も1月から行われる予定で、気になる人はこちらもチェックしましょう。

（はるのおと）