【漫画】未来から来た“猫型ロボット”が要求したのは「卵焼き」！？ 理由に9万人号泣！【作者インタビュー】

■未来から来た理由とは…？

　少年の前に現れたのは、未来から来た「猫型ロボット」でした。ロボットは、未来の少年には玉子焼きが必要だと語ります。そこで、急いで母に目玉焼きを作ってもらい、猫型ロボットに託すことにしました。未来に帰った猫型ロボットは、ある老人の前まで玉子焼きを配膳していって……？

　ネコロスさん（@youyakuya）による創作マンガ『ちょっと現実よりの猫型ロボット』がX（旧：Twitte）上で公開されました。いいね数は9.2万を超えており、読者からは「運んだのはただの料理ではなく、時を超えた母の愛」「これが本当のタイムマシーンの使い方かもしれん」「なんか見覚えがあるネコ型ロボットのような気がするけど、心温まるストーリーに感動です」などの声があがっています。

　ネコロスさんは漫画として活動しており、SNSでは主に4コマ漫画を投稿しています。

　作者のネコロスさんにお話を聞きました。

ーー今作「ちょっと現実よりの猫型ロボット」を描こうと思ったきっかけや思いついた経緯を教えて下さい。

　子供の頃に、日常にロボットがいる未来をみんな夢見ていたと思うんです。さすがにアトムやドラえもんはまだ実現していませんが、でも、ルンバとかガストとかのロボットは身近に存在していて、実は子供の頃の夢は一部実現しているんだなぁと思って。

　そこで、今実現しているロボットと、夢見ていたロボットの世界をリンクさせたお話ができたら面白いなと思って描きました。母の命日が近かったというのも大きいと思います。

マッチ売りの少女の前に男性が現れて……？　4コママンガ『マッチなしの少女』（ネコロスさん提供）

ーー猫の配膳ロボとタイムマシーンを融合させた展開が面白いですね。作品を描くうえで、こだわったポイントやお気に入りのコマがあれば教えて下さい。

　元ネタはいわずもがななのですが、単に「本人が過去に行って、母の料理を食べたらいいじゃん」って話にはしたくありませんでした。時空を超えて、できたての料理を運んでくる話にしたいなというのがこだわりです。

　あと詳しくは描いていませんが、未来と過去を安易に行き来することは実はNGな世界と想定していて。そのなかで持ってくる貴重な母の料理が、ハンバーグやオムライスとかじゃなくて、日常でいつも食べていた玉子焼きにしたのも個人的なこだわりです。

ーー過去に戻れるなら、ネコロスさんは配膳ロボに何を頼みますか？

　自分も母の得意料理を頼みたいかなと思います。我が家秘伝の料理があって、せめて生前にレシピでも残してもらえていたらと悔やまれるのですが……。二度と食べられない味ってあるんだよなぁと今では思います。なので、みんなも母の手料理だけではないのですが、今食べられる料理に感謝をするきっかけになればうれしいですね。

（マグミクス編集部）