ファン「期待してたら予想以上」 激高なハードル超えた実写化イケメンキャラたち
マグミクス / 2024年12月25日 21時25分
■もはやキャラ本人にしか見えない
数あるマンガ作品には、特殊な動きや非現実的な美しさなどから、実写化が難しい人気キャラクターも少なくありません。しかし、キャストの役作りや演技、ハイレベルな特殊メイクによって原作に劣らない完成度を見せ、成功を収めた例もあります。
●『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』鯉登音之進(演:中川大志)
明治の北海道が舞台の埋蔵金争奪戦を描いたドラマ『連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―』(原作:野田サトル)は、2024年1月公開の映画『ゴールデンカムイ』に続き、各キャラの再現度が高く評価されています。なかでも注目を集めたのが、中川大志さん演じる陸軍第七師団の少尉「鯉登音之進」です。
キャスト発表時から話題をさらった鯉登少尉役の中川さんは、個性的な眉毛、豊かな表情や端正な立ち姿、初登場時の印象的なドヤ顔、薩摩の剣法「自顕流」の動きや「猿叫」、興奮すると早口の薩摩弁を話すなどの特徴を完全に再現し「全方向であまりにも鯉登少尉そのもので、原作やアニメへのリスペクトが感じられる」と絶賛されました。
また、飛行船を追いかける際の「空中平泳ぎ」のシーンは、アクション監督の下村勇二さんがX(旧:Twitter)で「流石に漫画すぎて実写で再現するのは危険!逆に世界観を壊してしまう!と思っていたのですが、中川大志さん演じる鯉登少尉を目の前にしたら『違和感なし!無問題!』ということで実現!」と語っており、中川さんの再現度の高さゆえに実現した場面です。
中川さん自身も「鯉登の役は他の誰にも渡したくない 自分にしか出来ない」と語り、役作りに懸ける熱意が強く伝わってきます。中川さんは子役時代のデビュー作映画『半次郎』で、すでに自顕流の殺陣の経験があり、もはや運命的ともいえるキャスティングでした。
●『ONE PIECE』ゾロ(演:新田真剣佑)
海賊王を目指す主人公「モンキー・D・ルフィ」と、仲間との冒険を描いた大人気マンガ『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)は、2023年にNetflixのドラマとして実写化されました。そのなかで、新田真剣佑さんが演じた「ロロノア・ゾロ」は、ルフィ(演:イニャキ・ゴドイ)の右腕として信頼される剣士で、圧倒的な強さと漢気あふれるキャラとして原作ファンからも絶大な支持を受けています。
ゾロといえば、緑色の髪や3連ピアスといった独特の見た目に加え、両手と口で刀を使う「三刀流」が特徴的で、再現が難しいと考えられていました。しかし、真剣佑さんは原作に忠実なビジュアルと、鍛え抜かれた身体能力で迫力満点の三刀流アクションを披露し、ゾロを見事に再現しています。
視聴者からは「ゾロがこんなにセクシーなんて聞いてない」「刀をくわえてカッコいい人は真剣佑くらいでしょ……」など、世界中で絶賛されました。
●『銀魂』沖田総悟(演:吉沢亮)
宇宙人が襲来した江戸が舞台のSF時代劇『銀魂』(原作:空知英秋)は、2017年に実写映画化され、翌年には続編も公開されるなど大ヒットを記録した作品です。吉沢亮さんが演じた「沖田総悟」は、特殊警察「真選組」の一番隊隊長で、美男子ながら抜群の戦闘力を持ち腹黒で毒舌&ドSという個性派の大人気キャラです。
吉沢さんのどこか神秘的で中性的なビジュアルは、美しい顔立ちの沖田にぴったりハマり「あの沖田を再現できる俳優いたんだ……」と、当時は原作ファンの衝撃を受けた声も出ていました。また、犬猿の仲である副総長「土方十四郎(演:柳楽優弥)」をからかう表情や迫力満点の殺陣シーンなど、あらゆる場面で「原作の沖田そのもの」と熱く支持されており、その完成度が高く評価されています。
「真選組動乱篇」を描いた続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』や、dTVオリジナルドラマの「ミツバ篇」が実現したのも、吉沢さんほか真選組キャストの再現度の高さゆえでしょう。
(LUIS FIELD)
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