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『機動戦士ガンダムZZ』OP詐欺のふたり「アムロ」と「シャア」はそのころ何してたん?

マグミクス / 2025年1月5日 21時25分

『機動戦士ガンダムZZ』OP詐欺のふたり「アムロ」と「シャア」はそのころ何してたん?

■地球上ではテストパイロットをしていたアムロ

「ガンダム」シリーズの顔といえる「アムロ・レイ」と「シャア・アズナブル」は、TVアニメ『機動戦士ガンダムZZ』のオープニングに登場しています。が、ふたりとも本編には1回も登場しませんでした。あの時代、何をしていたのでしょうか。

 メタ的にいえば、富野監督はふたりの登場を予定していたものの、『ZZ』放送期間中に劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の制作が決まったため、そちらに持ち越された形です。それはそれとして、アムロとシャアが『ZZ』で描かれた宇宙世紀0089年にも存在していたのは確かでしょう。

『ZZ』本編でアムロに触れているのは、第35話での「そうか、アムロは宇宙(そら)に上がったのか」という「ブライト・ノア」と「ハヤト・コバヤシ」の会話だけです。前作『機動戦士Zガンダム』では、地球上で活動する反地球連邦組織「カラバ」に留まっていたので、小さく見えて大きな一歩ではあります。

 カラバ時代のアムロは第18飛行小隊の隊長のほか、テストパイロットも務めたようです。「Zガンダム」を大気圏内での長距離飛行用に再設計した「ZプラスA1型試作機」に2回、搭乗したことが『ガンダム・センチネル』で描かれました。

 また、プラネタリウム用の特別映像『ガンダム新体験‐0087‐グリーンダイバーズ』では、「Zガンダム3号機」に乗った「カラバのパイロット」が登場します。アムロとの公式なクレジットはありませんが、声を担当したのはアムロ役の古谷徹氏でした。ただ「0087」とあるように『Z』時代であり、アムロの『ZZ』時代の映像は見当たりません。

 が、考えられる可能性のひとつは、後に『逆シャア』で大活躍した独立機動艦隊「ロンド・ベル」を結成すべく奔走していたことです。

 いかにも「パイロットだけをやっている」と思われがちなアムロですが、ハヤトに「もしアムロがいてくれたら、連邦政府を抑えることができたかもしれません」といわれるほどに、カリスマ性や政治力は買われていたようです。『ZZ』の最終決戦でブライトが連邦軍を動かしたころにはすべてが終わっていたことからも、ロンド・ベル結成にアムロの助力は必要だったことでしょう。

●雲隠れして足取りを消すのがうますぎるシャア

 かたやシャアについては『ZZ』本編中で、「ネオ・ジオン」のお飾りのリーダー「ミネバ・ラオ・ザビ」を拉致したこと以外は、ほぼ何も語られていません。

 この行動は、後に『機動戦士ガンダムUC』や外伝マンガ『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』につながる重要なピースとなります。ただ『逆シャア』劇中ではミネバが出てこなかったため、どこに行ったんだと不思議がられていました。

 もっとも、アムロやロンド・ベルはシャアの足取りをつかめなかったと『逆シャア』でもぼやいており、それだけ隠密行動が巧かったのでしょう。

 なお、マンガ『機動戦士ムーンガンダム』では、主人公の「ユッタ」がミネバをネオ・ジオン過激派から奪還して南極に降りたところ、シャアたちがこれを取り囲み囚われの身となっています。

 そこでシャアはユッタに揺すぶりをかけ、自分の手ゴマにするという、後の「クェス・パラヤ」の予行演習のようなことをしていました。

 このように『ZZ』時代のシャアは、ネオ・ジオン再興の準備をしつつ、狡さに磨きをかける、総帥になるための修行をしていたのかもしれません。

(多根清史)

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