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「宇宙戦艦ヤマト」シリーズで「波動砲」は何度撃たれた? 調べてわかった意外な事実

マグミクス / 2025年1月7日 21時15分

「宇宙戦艦ヤマト」シリーズで「波動砲」は何度撃たれた? 調べてわかった意外な事実

■最初のTV版では敵艦に向けて発射した事例はなかった!

『宇宙戦艦ヤマト』の代名詞とも呼べる兵装が「波動砲」です。波動エンジンで生み出される全エネルギーをそのまま使用する究極の武器は、「ヤマト」の危機をたびたび救ってきました。しかしその発射回数はごく限られており、滅多に見られるものでは無かったのも事実です。ヤマトはシリーズ中で何回、波動砲を発射したのでしょうか? TV&劇場版の発射シーンを追いました。

●TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』

・第5話
 記念すべき波動砲の初使用シーンは、木星の浮遊大陸へと発射し、オーストラリアほどの大きさがある大陸をガミラスの基地ごと吹き飛ばしています。あまりの威力の高さに「沖田艦長」は「今後の使用には細心の注意が必要だ」とクルーと自分自身を戒めていました。

・第12話
 オリオン座のα星に差し掛かったヤマトは「ガミラス」の罠にはまり、超磁力バリアに行く手を阻まれガス生命体の襲撃を受けます。灼熱のα星へと追い込まれたヤマトは、巨大なコロナを波動砲で吹き飛ばし、難を逃れたのでした。

・第17話
 ガミラスに飼いならされた大型生物「バラノドン」に対し使用します。沖田艦長が病魔に倒れていたため「古代進」の判断で発射されました。また、ワープ直後の使用だったため反動でヤマトが損傷する被害を受けています。

・第20話
「イスカンダル」との中間地点である「バラン星」で、ガミラスの前線基地を叩こうとするヤマトめがけて落下してきた人工太陽を破壊するために使用しました。

・第24話
 ガミラス星での決戦時、追い詰められたヤマトが沖田艦長の提案で大火山活動誘発を試み、ガミラス星の岩盤を撃ち抜くために使用、起死回生の一手となりました。

●劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』

 TV版第1作ののちに公開された劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、まず「白色彗星帝国」の「ゴーランド艦隊」に対して使用され、大型ミサイルごと艦隊を薙ぎ払いました。なお明確に人を相手に撃ったのはこれが初めてとなります。さらに白色彗星の渦中心核に対しても使用されました。しかし『さらば』上映の2か月後にTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』が始まって、その後の作品は『2』を踏襲しているため、今回はノーカウントとさせていただきます。

●TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』

・第10話
 白色彗星帝国のゴーランド提督が率いるミサイル機動艦隊(30数隻規模)に向けて発射し、ミサイルごと艦隊を殲滅しました。

・第12話
 空洞惑星に逃げ込んだヤマトは罠にはまり、磁力場に捕らわれ身動きが取れなくなってしまいました。そこで普段は重力アンカーで吸収している波動砲の反動を利用し、バックでの脱出を試み成功します。

・第19話
 第11番惑星に駐留していた「ガトランティス戦闘艦隊」を兵站基地ごと吹き飛ばすために使用しました。惑星表面目掛けて波動砲を使用したのはこれが初めての事例となります。果たして第11番惑星は無事だったのでしょうか?

■劇場版では艦隊めがけて放つ傾向が

『宇宙戦艦ヤマト[HDリマスター版]』より、波動砲の引き金を引くという重責を何度も担ってきた主人公、古代進 (C)東北新社

●TVスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』

 当初はTVスペシャルとして放送され、後に劇場公開された『新たなる旅立ち』では、「暗黒星団帝国軍」の「デーダ―司令官」が搭乗する巨大戦艦「プレアデス」に対して、1回の発射が行われています。なお、発射したのは古代では無く新隊員の「北野」でした。

●劇場版『ヤマトよ永遠に』

『ヤマトよ永遠に』では2回の発射が確認できました。1度目は惑星「デザリアム星」近辺で暗黒星団帝国軍所属の「黒色戦艦グロデーズ」に向けて発射しこれを破壊、誘爆により艦隊の殲滅にも成功しています。ただし余波により背後にあったデザリアムにも大きな被害が出てしまいます。

 2度目はデザリアム中心部にある人工都市が標的です。発射シークエンスに入るも、古代進は姪の「サーシャ」がデザリアムにいたため、ためらいを見せます。しかしサーシャが射殺され、彼女の名前を叫びながら引き金を引きました。また本作ではヤマトの改造の結果、「新波動砲」と呼称されています。

●TV版『宇宙戦艦ヤマトIII』

・9話
『III』での1射目は、「バーナード星」の「ガルマン・ガミラス帝国前進基地」と「惑星破壊ミサイル」をまとめて薙ぎ払うために運用されました。

・11話
 ガルマン・ガミラス帝国所属の「ダゴン司令官」が繰り出した捨て身の罠にはまりかけたヤマトは、牽引ビームを吹き飛ばすためにブラックホール目掛けて波動砲を発射します。目論見はうまくいき、ヤマトは難局を打開し、強敵だったダゴン司令官を仕留めることもできました。

・17話
 ガルマン・ガミラス本星の防衛戦にて、「ボラー連邦」の「ワープ式惑星破壊ミサイル」に向けて発射しました。このときは古代が負傷していたため、新隊員の「土門」が引き金を引いています。

●劇場版『宇宙戦艦ヤマト 完結編』

 1970年代からの「ヤマト」ブームのなかで事実上の最終作となった『完結編』でも、波動砲は2度、使用されています。1回目は「ディンギル帝国」の「ルガール2世」が率いる艦隊に対して放たれ、周辺の小惑星ごと壊滅に追い込みました。

 2回目は、「水惑星アクエリアス」からの水柱を止めるための自沈目的で使用されました。引き金を引いたのは、『完結編』で復活していた沖田十三艦長です。艦内へ大量に積載されたトリチウムの破壊力もあり、波動砲を放った次の瞬間、ヤマトは真っ二つにへし折れるも目標は達成します。最後に艦橋と艦首を見せたヤマトは、そのまま水の中へと沈んでいきました。

 以上より、ヤマトが使用した波動砲の回数は16回です。『さらば』を加えたとしても18回と、滅多に出てこない最終兵器だったことが明らかとなりました。

(早川清一朗)

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