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実写版の”悪役”が怖すぎたイケメン俳優「年齢違うけど他は考えられん」

マグミクス / 2025年1月7日 19時55分

実写版の”悪役”が怖すぎたイケメン俳優「年齢違うけど他は考えられん」

■悪役を演じ切ったイケメン俳優たち

 人気マンガの実写化では、主人公の配役だけでなく、物語を盛り上げるのに欠かせない悪役のキャスティングにも多くの注目が集まります。普段のイメージとは異なる強烈なキャラクター性を持つ悪役を演じ、その高い再現度が話題となったイケメン俳優もいました。

●『キングダム』成キョウ(演:本郷奏多)

「週刊ヤングジャンプ」で連載中の『キングダム』(作:原泰久)は、2024年までに4作が実写映画化されており、2019年公開の1作目は同年の実写の日本映画で興行収入1位を記録しています。

 同作で本郷奏多さんは、吉沢亮さん演じる秦王「エイ政」の異母弟「成キョウ」を熱演し話題となりました。成キョウは王族としての誇りが強すぎるゆえに平民を蔑み、性格の悪さが際立つ人物です。王座を狙い反乱を起こす傲慢で卑劣な役柄を、本郷さんは原作に忠実に再現しました。

 本郷さんの美形な容姿は原作とは似ていないはずですが、人を見下す歪んだ笑みや、ふてぶてしい玉座の座り方、「貴様らゴミ虫が俺と同じ場所で息をしている罪で死罪」といった嫌味なセリフ回しを高い完成度で表現し、原作者の原泰久先生も本郷さんを「原作を越えてきた」と絶賛していました。

●『ザ・ファブル』小島(演:柳楽優弥)

 南勝久先生の人気マンガ『ザ・ファブル』は、2019年に岡田准一さん主演で実写映画化されました。伝説の殺し屋だった「ファブル(演:岡田准一)」が、殺しを禁じられて一般人として生活するなかで、トラブルに巻き込まれていく物語です。

 全体的に原作よりキャラクターのビジュアルがイケメン化していたなかで、柳楽優弥さんは、暴力団「真黒カンパニー」の社員「小島」を演じ、あまりイメージのない役で存在感を発揮しました。小島は15年の刑期を終えたばかりの武闘派で、原作でも狂犬のような言動が印象的なキャラクターです。

 柳楽さんは、拳銃で人を殺しながら笑う場面や、死体を目の前に白目を剥いて笑うシーンなどを高い演技力で表現しました。その狂気じみた演技は視聴者に強い恐怖を与え、顔立ちは原作とは異なるものの「めちゃくちゃ嫌なヤクザなのに、海老原(演:安田顕)の兄貴にかわいがられる愛嬌もあってハマり役」「最後のアレンジされた独白も完全に小島だった」と称賛されています。

●『【推しの子】』カミキヒカル(演:二宮和也)

 2024年に完結した人気マンガ『【推しの子】』(原作:赤坂アカ/作画:横槍メンゴ)は、Amazon Prime Videoでドラマ化され、現在公開中の映画『【推しの子】-The Final Act-』で物語の完結を迎えています。

 伝説のアイドル「星野アイ(演:齋藤飛鳥)」の子供に転生した「アクア(演:櫻井海音)」と「ルビー(演:齊藤なぎさ)」が、殺されてしまったアイの死の真相を追うストーリーで、キャスティング発表時から大きな話題を呼びました。

 その実写版では、ラスボス的存在の「カミキヒカル」を、二宮和也さんが演じています。ドラマ版終盤で登場し、映画版では黒幕としての圧倒的な存在感と演技力を見せていました。

 キャスト発表時は、原作のカミキヒカルよりひと回りほど年上の二宮さんの起用に不安の声もありましたが、現在は「ニノ版のカミキヒカルは怖いのに切ない、悲しい、つらいといろんな感情が襲ってくる」「『全部、僕のせいだ』だけで壊れた人の感情が伝わってくるのヤバい」「改変のおかげもあって原作終盤の小物感もなくいい悪役だった」と絶賛が相次いでいます。

(LUIS FIELD)

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