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【漫画】言葉も分からない台湾生活で”勇気”をくれたお店が閉店… 優しいお弁当屋さんに読者号泣!【作者インタビュー】

マグミクス / 2025年1月24日 11時25分

【漫画】言葉も分からない台湾生活で”勇気”をくれたお店が閉店… 優しいお弁当屋さんに読者号泣!【作者インタビュー】

■台湾での生活を支えてくれたお店が…

 大好きだったお店の思い出を描いたマンガ「私の台湾一大好きなお弁当屋さん」(前・後編)が、Instagramで合計1800以上のいいねを集めて話題となっています。

 台湾在住の日本人女性。彼女が台湾に来てまだ1週間だった頃、言葉に不安があるなか、初めてひとりで注文ができた思い出深いお店がありました。「これから台湾で暮らしていく勇気」をくれたそのお店が、閉店することになり……。読者からは、「素敵なお話ですね」「なんだか私まで涙が……」「そのときにしか感じられない思い、大切にしていきたいですね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「みみ家の台湾的日常。」などでマンガを発表している、ブロガーの「樋口みみ」さんです。2024年6月には、書籍『台湾で食べて育てて覚悟して 気づいたら、暮らし始めて12年め』(竹書房)を出版しています。樋口みみさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー台湾のお店で初めてひとりで注文できたとき、どんな気持ちでしたか?

 当時、台湾に来てまだ1週間程度で言葉がまったく分からずでしたが、「ここでも生活していけそう!」と自信につながったことを覚えています。それまでは、自分で記入する形式の伝票で注文する程度しかできず、口頭での注文は台湾人の夫に頼っていたので……。慣れない異国の地で、自分ひとりでできることがひとつ増えてうれしかったですね。

ーーこのお店で「トマトチャーハン」や「排骨」以外に、よく食べていたお気に入りのメニューはありますか?

 牡蠣のスープもよく一緒に頼んでいました。私は牡蠣があまり得意ではないのですが、このお店のスープはあっさりしていてクセがなく、おいしく飲めたんです。ちなみに店内の1番人気は「排骨と白米、数種類のおかずのセット」でしたが、私はここのチャーハンがとにかく大好きだったので、チャーハンと排骨を単品でよく注文していました。

ーーお店の料理がもう食べられないと分かったとき、どのように感じましたか?

 とても寂しかったです。お店の前を通るとつい立ち話をしてしまったり、日本の友人が来たら「あれも食べな、これも食べな」と、メニューにはない台湾のおいしいフルーツを切って出してくれたりと、とにかく家族のように優しく接してくれたので……。「もし台湾を離れることになったら、真っ先に思い出して恋しくなりそう」と思うほど、本当においしいお店でした。お店がなくなったいまでも、無性に食べたくなることがありますね。

ーーもしまた店長さんご夫婦にどこかで会えたら、伝えたいことはありますか?

 大きくなった子供たちを連れて、以前のように、たわいのない話をしたいです。また、このお店のおふたりを通して台湾生活に慣れていくことができたので、改めてお礼をいいたいです。

ーーこの作品を旦那様はご覧になりましたか?

 台湾人の夫は日本語がまったく読めないので、マンガ自体は読んでいませんが、最後の写真を見て「また食べたくなっちゃったね~」と少し寂しそうにしていました。夫がこのお店を思い出してたまにトマトチャーハンを作ってくれるのですが、やはり自宅だと再現が難しいです……。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「食べ物や人を通して励まされることってありますよね」「私も食べてみたかったのに残念!」「後継者がいないという理由で閉まっていくお店が最近多くて悲しいです」などいったコメントをいただきました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 いまはどこにいらっしゃるのか分かりませんが、あわよくばご本人に感謝の気持ちが届けばいいな、と思ったことがきっかけです。しかし、よくよく考えると、「日本語で読めないのでは?」と描き終わったあとに気付き、現在中国語版も制作中です。本当は10ページの読み切りで終わる予定でしたが、店長さんご夫婦への想いが詰まりすぎて長くなってしまいました。

(マグミクス編集部)

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