「何度もピンチが…」「打ち切られたのに大ヒット」 実は早々に終了だった作品3選
マグミクス / 2025年1月10日 12時10分
■打ち切りでもアニメ化ひとつで大人気作品に?
打ち切りの危機に瀕していた、と聞いて驚いた作品はありませんか? この記事では、打ち切り寸前だったにもかかわらず、さまざまな「奇跡」の重なりによって、崖っぷちの状況を打破した作品を振り返ります。
まずは2020年に放送された『魔女の旅々』です。原作は白石定規先生による同題ライトノベルです。自信過剰な天才魔女「イレイナ」が、さまざまな街を旅していくなかで悲喜こもごもの出来事に巡り合っていきます。
2024年10月時点で23巻が刊行されていますが、以前、白石さんはX(旧:Twitter)にて「本来3巻で打ち切り的なアレだった」と過去を振り返っています。
低迷期から復活したきっかけは、スピンオフ作品として刊行された『祈りの国のリリエール』(旧題:リリエールと祈りの国)が人気を博したことで、結果的に『魔女の旅々』も伸びることになり、さらにアニメ化にたどり着いたといいます。
白石さんはXに「3巻書いた時点では諦める気などさらさらなく虎視眈々と復活の算段を立てていました」ともつぶやいていたので、その強い気持ちが実を結んだといっていいでしょう。
さらに千載一遇のチャンスをものにした作品といえば、『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』(著:枯野瑛、イラスト:ue/KADOKAWA)ではないでしょうか。
2017年にアニメ化された同作の舞台は、正体不明の怪物「獣」たちに蹂躙(じゅうりん)されて人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界で、「妖精兵器」と呼ばれる少女たちと生き残った準勇者との物語が描かれます。
原作は2016年に「このライトノベルがすごい!2016」の新作部門2位、作品部門5位を獲得するほどの人気作でした。作者の枯野瑛先生が過去に受けたインタビューによれば、「2巻で打ち切りになった」とのことで、何とか3巻まで出すことはできたものの、2度目の打ち切りを打診されたそうです。
しかし、2度目の打ち切りを打診された同時期に未確定ではあるものの「アニメ化の話がきている」と告げられたことが枯野さんのXで明かされています。実際にアニメ化が実現し、ライトノベルも11巻まで刊行されることになりました。
また、「ホムンクルス」と呼ばれる怪物との壮絶な戦いを描いたマンガ『武装錬金』は、『るろうに剣心』の作者である和月伸宏さんの作品として知られていたものの2005年に打ち切りとなります。しかし、翌年の2006年に、テレビ東京系列でアニメが放送されました。
アニメは大ヒットし、そこからノベライズ版やゲームにまで発展、さらに2007年には「日本SF大会 星雲賞」コミック部門の選考候補にも選ばれました。マンガ自体は10巻で打ち切りになったにもかかわらず、最終的に単行本の売り上げは300万部以上を記録しています。
(LUIS FIELD)
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