FC版『ドラクエ3』を買った時の思い出がすごっ！「2発売時なぜか予約」「1個だけ駄菓子屋さんに」

■思い出すとしみる…ファミコン時代の出来事

　マグミクスでは「気付かなかったのなんでや！　FC版『ドラクエ3』にもあったパッケージの重大な“ネタバレ”」と題して、ファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のパッケージ裏に「アレフガルド」についての記載がある旨を紹介しました。

　また、初代『ドラゴンクエスト』や『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』のパッケージ絵にも、実際にプレイするまでは存在が分からない「りゅうおう」「シドー」といったラスボスが描かれていることにも触れています。記事には多くの反響があり、コメント欄には現代よりも遥かに入手が困難だったファミコン時代の『ドラクエ』についての思い出が寄せられました。

　初代『ドラクエ』は発売後にじわじわと人気となりましたが、『ドラクエ2』は発売前からマンガ誌やゲーム誌でも大々的に取り上げられていました。「ゲームを予約して買う」ということがまだなじんでいない子供たちは、人気作は発売日当日に店に行っても簡単に買えるわけではない、とは思いもしなかったでしょう。

『ドラクエ2』発売時に中学生だったという読者のコメントでは、友達とふたりで予約し、自分たちは買えたものの、買えずに泣いて帰った子供がたくさんいたと店員に聞いたといいます。それを聞き、『ドラクエ3』のときはもっと激しい競争になるのでは、とその場でまだ発表もされていないソフトの予約をしたとのことです。

　予想通り、『ドラクエ3』発売時は大騒動となるも、無事購入できたそうで「私の中学時代最大のファインプレーだった思い出です」とコメントしています。この投稿には、「昭和のあたたかい話でエモかった」「久しぶりに良い話を聞けた」との返信がされています。

　また、『ドラクエ3』発売日の放課後に何軒も店を回るも買えず、諦めて帰り道に飲み物を買おうと立ち寄った駄菓子屋さんになぜか1個だけ売られていた、という思い出も語られています。弟がふたりおり、このときばかりは「お兄ちゃんすげー」となった、とコメントしています。当時、発売日に買えた子供はクラスのヒーローになれたでしょう。

　ほかにも、両親にまつわるエピソードも見られました。手に入らずにがっかりしていると、父親が買ってきてくれ「いつもはナイターを見てビールを飲んで寝てるだけの父親に後光がさして見えた」といいます。その実、相場を知らずに抱合せ販売で高額で買っており、母親に怒られたそうですが、それも含めて微笑ましい思い出話です。

　また、「亡き父が何か分からず列に並んで買ってくれた」「抱き合わせでしか売っていないのに買ってくれた母親に、いまこの歳になると感謝しかない」などの印象的なコメントがありました。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』：
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（マグミクス編集部）