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『ドラクエ』歴代“ネタにされがち”ラスボス 「影が薄い」は伝統芸か?

マグミクス / 2025年1月20日 21時45分

『ドラクエ』歴代“ネタにされがち”ラスボス 「影が薄い」は伝統芸か?

■最強であるはずなのに、ネタにされてしまうラスボスの皆さん

「ドラゴンクエスト」シリーズのラスボスといえば、「前座」がいるのが第2作『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』からのお約束にもなっています。主人公である「ローレシアの王子」は、打倒「大神官ハーゴン」を掲げて旅立ちますが、真のラスボスは「破壊神シドー」でした。

 ファミコン版でのシドーは、破壊神の名にふさわしい強さで、プレイヤーたちを苦しめました。その一方で、何かと「ネタにされがち」な存在でもあります。よく語られるのが、「パルプンテ」を使った時の行動です。パルプンテは何が起こるか分からない呪文ですが、「とてつもなく おそろしいものを よびだしてしまった!」という結果になった場合、ハーゴンや、シドーまでも恐怖のあまり逃げ出してしまうのです。

 とはいえそこで戦闘終了とはならず、何事もなかったかのように戦闘再開となるのですが、破壊神でありながら「パルプンテで逃げ出すやつ」という汚名を着せられる羽目になってしまいました。

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、「魔王バラモス」が「大魔王ゾーマ」の前座であったように、「真のラスボスはなかなか名前が出てこない」せいでプレイヤーの記憶に残りづらくなってしまったのは、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』以降からでしょうか。

 幼少時、父「パパス」を殺した「ゲマ」の名は仇として強烈に焼き付いているでしょう。さらに、奴隷時代を経て「イブール」という教祖の名も耳にします。ところが、真のラスボスは魔界の王「ミルドラース」です。ミルドラースは登場時期が遅いため、歴代ラスボスの間でも特に「認知度が低い」とファンの間でネタにされがちです。

 続く『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のラスボス「デスタムーア」もパッと名前が出てこない「影の薄さ」が語られます。先のミルドラースと混同してしまったり、「ブオーンだっけ……それは5か」「ムドーしか覚えてない」となったりしがちです。

 さらに、裏ボスである「ダークドレアム」によってデスタムーアが倒されるイベントもたびたび話題にのぼります。ダークドレアムは「この者をたおせばよいのだな? たやすいことだ……」と見下すような態度を取っている一方で、デスタムーアは「な、なにをいっておるのだ」とあからさまに怯えている様子が描かれたせいで、けして弱いラスボスではないにもかかわらず、「ヘタレ」なイメージも付いてしまいました。

(マグミクス編集部)

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