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原因は“主人公離脱”にあった? 「長寿マンガ」なのに長らくアニメ化されない謎

マグミクス / 2025年1月20日 19時25分

原因は“主人公離脱”にあった? 「長寿マンガ」なのに長らくアニメ化されない謎

■主人公の現役引退が最大の原因?

 長寿マンガはストーリーが進むにつれてアニメの新シリーズも制作されることが多い一方で、原作の途中までの段階でアニメ化が途絶えてしまうケースも珍しくありません。

 有名な作品を例として挙げると、森川ジョージ先生のボクシングマンガ『はじめの一歩』が当てはまるでしょう。同作は1989年から現在まで「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載されており、主人公「幕ノ内一歩」を始めとする魅力的なキャラたちの熱い試合が展開されます。

 アニメ作品は、第1期から第3期までが放送され、最後の第3期では、一歩が日本王者として防衛を重ね、最強ボクサーと名高い「鷹村守」は世界2階級王者になり、さらに一歩が所属するジムの会長「鴨川源二」の過去が明かされる……という61巻あたりまでの内容が描かれました。

 原作は2024年12月26日現在で142巻まで続いていますが、第3期が2014年に最終話を迎えて以降、新たなシリーズが制作されないまま約10年もの月日が流れています。

 第3期以降のストーリーで大きな変化といえば、一歩の現役引退は外せません。格下との試合に敗北してしまい、パンチドランカーの兆候を感じた一歩は、母親のために自ら引退を決断し、現在はトレーナーとして献身的に選手を支えています。

 そして、長年アニメ化されていないのは「一歩の引退」にあるとうわさされています。とはいえ、その後の展開として鷹村が3階級制覇、一歩と恋人「間柴久美」の関係、さらに久美の兄「間柴了」が世界戦に挑戦など、見どころが満載なのは変わりありません。もしも一歩が現役復帰した場合には、アニメの新シリーズが始まる可能性もあるのではないでしょうか?

 さらに長い年月もの間、アニメ化していない作品といえば、うえやまとち先生による料理マンガ『クッキングパパ』が挙げられます。同作は1985年から現在まで「モーニング」(講談社)にて連載中です。仕事も家事も完璧にこなすサラリーマン「荒岩一味」が家族や仲間、同僚に料理をふるまう物語で、最新171巻が2024年10月に発売されました。

 アニメ作品は1992年から1995年までに152話が放送され、原作の40巻前後までの内容が描かれています。一味の会社での立場は主任で、息子の「まこと」は小学生でした。まことを中心としたストーリーが多く展開され、原作を読んでいない人からすれば「まことは子供」という印象が強いでしょう。

 しかし、アニメで描かれた話以降でまことは成人し、大学卒業後、イベント会社に就職したり、ガールフレンド「さなえ」と交際したのちに婚約したりと、大人の姿が描かれています。さらに、一味も主任から係長、そして、課長へとキャリアアップしました。

 アニメの放送が終わってから約30年もの月日が経っているものの、動画配信サービスで同作を観た人からは「令和で感じられない一昔前の社会や家庭の雰囲気が味わえるのが良い」といった声があがっています。また、最近は『うる星やつら』や『らんま1/2』といった過去作のリメイクが多いことから、令和版に塗り替えた『クッキングパパ』を望んでいるファンも少なくないようです。

(LUIS FIELD)

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