27年ぶりの新作も？ 大人たちの“子供心”を刺激する2025年冬アニメで放送中の長寿作品

■あの名作の気になる2期は？

　2025年冬アニメは続々と初回が放送され、日夜ネット上では作品のワードがトレンド入りするなど大きな賑わいをみせています。話題作や注目作も多いなか、前期は放送終了から10年以上の時を経て放送に至った作品がありました。

●『想星のアクエリオン Myth of Emotions』

『想星のアクエリオン Myth of Emotions』は、2005年から放送されている「アクエリオン」シリーズの4作目にあたり、前作から10年ぶりの新作です。本作は、放送前から4～5等身のキャラクターデザインが発表され、大きな注目も集めました。

　全国から優秀な子供が集められ、最新の機器を使った英才教育が施される「私立江ノ島学園」を舞台に、登場人物たちと謎の侵略兵器「神話獣」が戦います。第1話では、主人公「オオトリサッコ（CV：花守ゆみり）」の前に、死んだはずの幼なじみ「イチキサヨ（CV：小原好美）」が現れ、1万2千年前のことを語りかけるところから始まりました。

　本作は、サッコは恐怖心がない、といった感情が欠落しているキャラたちと、「アクエリオン」シリーズならではの「合体」で、どんな物語が紡がれていくかが見どころです。また、出撃シーンに興奮した人も多く、作画やストーリー展開を高く評価する声があがっていました。

　TVアニメ『想星のアクエリオン Myth of Emotions』は、TOKYO MXにて毎週木曜日深夜24時30分から放送されています。

●『魔神創造伝ワタル』

『魔神創造伝ワタル』は、1988年に放送された「魔神英雄伝ワタル」シリーズの第4作目にあたり、1997年に放送された『超魔神英雄伝ワタル』から27年ぶりの新作アニメ作品です。

「宙部界」という異世界に飛ばされた主人公「星部ワタル（CV：田村睦心）」が、魔神「龍神丸（CV：杉田智和）」を駆使し、毎話登場する敵と戦います。キャラ設定や世界観などが現代とリンクしており、1作目のワタルはただの小学生だったのに対し、本作は動画配信者と今風にアレンジされ、1話で登場する敵もチャンネル登録を強要するヤカラ「爺チャンネル」と、ユニークなポイントが散りばめられています。

　昔からのファンも視聴している人は多いようで、前向きで明るいワタルの性格に懐かしさを感じる声があがっています。

『魔神創造伝ワタル』はテレビ東京系列6局ネットにて毎週日曜夕方17時30分から放送中です。

●『キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2』

『キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2』は、1991年から1992年に放送されたアニメ『キン肉マン キン肉王位争奪編』に続く物語で、昨年放送された32年ぶりの同題アニメ作品の2期にあたります。

　1期の最終話は「正義・悪魔連合軍（ドリームリーグ）」と「完全・無量大数軍（パーフェクト・ラージナンバース）」との戦いがはじまる直前で終了しました。2期の1話目となる12話では、「ブロッケンjr.（CV：笠間淳）」と「クラッシュマン（CV：富岡佑介）」との激しい戦いが描かれます。

　放送後、ネット上では2期を待ち望んでいたファンも多く、特に「ロビンマスク（CV：小西克幸）」と「ネメシス（CV：草尾毅）」の戦いなど今後描かれるであろう展開に期待の声があがっていました。

『キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2』は毎週日曜夜23時30分から放送中です。

（LUIS FIELD）