制作中って信じて良い…よね？ “中止”も“完成”も発表されない続報が待ち焦がれるアニメ

■長く進展がなくても諦めなくてもいい、かも？

　長い沈黙期間がありながら約20年越しの新作として公開された『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の上映開始から1年が経ちました。また先日は同名のマンガを原作とする『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』がアニメ映画となることも発表され、原作者の武田一義先生も3年9カ月ぶりとなるアニメ化に関して自身のX（旧：Twitter）で報告しています。

　このように、外部からは進捗が分からなくても、思いのほかアニメの制作は進んでいるのかもしれません。そこで今回はそろそろ何か発表されてほしい3作品を紹介します。

　2024年4月19日には映画『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』の製作中止が発表されましたが、この記事であげる作品はまだそういったアナウンスはありません。ファンの立場からは伺い知れませんが、密かに制作は続いていると信じていいんですよね……？

●『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第2部

　3部作の第1部にあたる『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開されたのは2021年6月11日のことでした。同年に第2部の仮題が『サン オブ ブライト』であることが発表されましたが、それ以降の続報はありません。

　第1部の圧倒的な映像に驚かされたファンは、いつ次が観られるかヤキモキしているでしょう。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月、何かと話題の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』が2025年1月に公開されたことを考えると、2026年1月に上映が始まるとしっくりきますが、どうなるのでしょうか。

　そう言えば2018年に併せて発表された『機動戦士ガンダムUC2（仮）』なんてものもありました。こちらの行方とあわせて、進捗が気になります。

●『ソードアート・オンライン（完全新作オリジナル劇場版）』

　2012年から続くアニメ『ソードアート・オンライン』の最新作も心待ちにしている人が多いはずです。本作の存在は2022年11月6日に開催されたアニメ10周年イベントで明かされましたが、これはあくまで「制作始動」の発表でした。通常、アニメは制作が始まってから完成まで何年もかかるものなので、ファンはまだまだ続報や公開を「ステイ・クール」に待ちましょう。

●『トップをねらえ3』（仮題）

　1988年から1989年にかけて発表されたガイナックスによるOVA『トップをねらえ！』は今でも根強い人気を誇る名作です。そのシリーズ作であろう『トップをねらえ3』（仮題）の製作は2018年9月にガイナから発表されました。

　しかし、その後は何も続報がありません。2024年にはガイナックスの破産もありましたが、その影響があったのかどうかも不明です。本作の発表時に喜んだファンのなかには今でもこの『3』を諦められない人もいるでしょうが、それこそ1万2000年くらい待つ覚悟をするべきなのかもしれません。

（はるのおと）